計画通り行かなかったときは、何をすればいのか? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



計画を立てて行動する人と、計画を立てずに行動する人がいます。

計画を立てずに行動する人の一番の理由は、『計画通りにいかないから』が理由です。

しかし、不思議なことに、計画を立てて行動する人の一番の理由も、『計画通りにいかないから』と言います。


どうしてでしょうか?


それは、『結果を分析し、仮設を立てるコツ』を知っているからなのです。

このコツを知っていれば、計画通りにいかない時に、次の計画が立てやすく、次の行動が簡単に分かります。


<例えば>
今月の売上げが100万円のお店があったとしましょう。

客単価が5000円で、客数が200人で、売上げが100万円です。

しかし、今月の売上げは昨年同月の売上げより、10万円少なかったとします。

客単価が5000円としたら、客数20人に減少です。

ここで、コツを知らない人は、何も質問しません。


しかし、『結果を分析し、仮設を立てるコツ』を知っている人は、次のような質問をします。


◆『なぜ、20人も減ったのか?』


この質問の答えのほとんどは、『行動不足』になります。

であれば、来月は、『今までの行動を、もっとしっかりやろう』と、気付くことができるのです。

これにより、行動量を増やすことができます。



さらに、次のような質問も重ねてします。


◆『200人は、どんなお客さんが来られたのか?』

◆『その中で、どんなお客さんに喜ばれたのか?』

と、来なかったお客さんより、来てくれたお客さんのことを、もっと知ろうと分析します。


そうすると、『喜ばれたお客さん』がハッキリ分かるのです。

そうしたら、次の質問をします。


◆『そのお客さんは、なぜ、喜ばれたのか?』

◆『どんな商品で、喜ばれたのか?』


この質問で、『きっと、こんな商品のこんなことで喜ばれた』という仮説を立てることができます。

これが分かると、その仮説に基づいて、『喜ばれそうなお客さんに、喜ばれる商品をおすすめする新しい行動』を計画することができるのです。


そして、新しい行動を実行していけば、客数だけでなく、客単価も5000円から、6000円以上になる可能性も出て来ます。


◆(1)『計画を立てて、行動する』

◆(2)『結果を分析し、仮設を立てる』


この2つの繰り返しがおすすめです。

行動しっぱなしで終わるのでなく、その後の『結果を分析し、仮設を立てる』ことを意識して行いましょう。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則