店頭看板の事例(生花店のボスの日プレゼント) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

生花店さんの『ボスの日プレゼント』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

今日は、『ボスの日』と言って、部下が上司にプレゼンする日になります。

生花店さんが、そんな『ボスの日』があることを、2週間前からお知らせしている店頭看板です。

『〇〇の日』を上手く使って、自店の商品につなげている良い看板だと思います。

しかし、中には、こじつけのような『〇〇の日』があって信ぴょう性が低いものもあるので、結構浸透しているイベントであることを伝えたいですね。

そこで、その辺りを踏まえて、ちょっと付け加えてみたいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ボスの日 10月16日
>アメリカでは・・・
>この日に部下が上司に食事を
>ごちそうしたり、プレゼントしたり
>して感謝を表します。
>アレンジや花束、観葉植物が
>オススメ



→まず、『毎年10月16日は、ボスの日と言われています』と、紹介します。

→その後で、『日本ではあまり知られていませんが、アメリカでは・・・と同じくらい浸透しているんですよ!』と、すでに実績があるイベントであることをお知らせるのです。

→こうすることで、『へぇ~、そんな日があるのか?』と、興味を持ってもらえます。

→その上で、『何をすればいいのか?』を簡単に説明しましょう。

→できれば、プレゼントだけでなく、『ひと言メッセージ』を添えたいですので、例文もお知らせしたいですね。

→最後は、『アレンジメント、花束、観葉植物などのプレゼントなら当店で!』と、行動を促します。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(生花店のボスの日プレゼント)
毎年10月16日は『ボスの日』と
言われています。
日本ではあまり知らせていませんが
アメリカでは『ハロウィン』と同じ
くらい浸透しているんですよ!

この日に部下が上司に食事をごちそ
うしたり、プレゼントを贈ったりし
て感謝を表します。

◆ありがとうございます
◆一緒にお仕事ができて嬉しいです
◆これからも頼りにしています
などの言葉をカードに添えて贈られ
ると、とても喜ばれますよ!

アレンジメント、花束、観葉植物な
どのプレゼントなら当店で!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『〇〇の日』を上手く使って、自店の商品につなげている時は、すでに実績があるイベントであることをお知らせすることが今回のポイントです。

→この『ボスの日』は、アメリカでは、1958年から、『上司と部下の関係を円滑にする』ために始められている慣習になります。

→日本でも、1988年ごろから、主にデパート業界で実施されているようです。

→『ハロウィン』もそうですが、このようなイベントは、ちょっとしたきっかけが あると一気に火が付きます。

→『ボスの日』が、そうなるかは分かりません。

→しかし、『こんなイベントがあるんだ』、しかも、『すでにアメリカでは頻繁に行われているんだ』となれば、興味を持ってもらえる人も多いと思います。

→実際に、部下から、『ありがとうございます。一緒にお仕事ができて嬉しいです。これからも頼りにしています』と言われたら、上司は本当に喜ぶでしょう。

→この看板がきっかけとなって上司との関係性がよくなればいいですね。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則