リピート客が増える雑談とは? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



スタッフさんとお客さんとが雑談をする機会は多いと思います。

その時、お互いが交互に、『いい聞き手』と『いい話し手』になっていれば、楽しいやり取りができるはずです。

しかし、片方が一方的に話したり、逆に一言も話さなければ、つまらないと感じて雑談が続きません。

本来、人は話し合うのがとても好きです。

しかし、つまらないと感じたら、黙ってしまいます。



では、どうすれば、『いい聞き手』と『いい話し手』になれるのでしょうか?



簡単に『いい聞き手』と『いい話し手』の特徴とセリフを書いてみます。

例えば、『いい聞き手』とは、

◆(1)相手を受け止める
・『なるほど』、『そうですね』、『そんな考えもあるんですね』など


◆(2)相手をねぎらう
・『大変でしたね』、『お困りですね』、『本当に残念でしたね』など


◆(3)相手から教えてもらう
・『どうされたのですか?』、『どこでそうなったのですか?』、『何か手伝うことはありますか?』など



また、『いい話し手』とは、

◆(1)相手を信じる
・『話せば、きっと分かってくれる』、『今は気付いていないだけ』など


◆(2)自分が感じたことをそのまま話す
・『こんなことがありました』、『今こんなことで困っています』、『こんなことをしたいと思っています』など


◆(3)相手に感謝する
・『いつも助かります』、『〇〇してもらって、ありがとうございます』、『おかげで、〇〇することができました』など



この場合、主に『いい聞き手』がスタッフさんで、『いい話し手』がお客さんになります。

このような感じの『いい聞き手』と『いい話し手』になれば、話がどんどん広がった行くのです。



しかし、これが『悪い聞き手』と『悪い話し手』になると話がかみ合わず、最悪の場合、クレームやケンカにまで発展することもあります。


ここで、『悪い聞き手』と『悪い話し手』の特徴とセリフも書いてみます。

例えば、『悪い聞き手』とは、

◆(1)相手を受け止めない
・『あっ、そう、それがどうしたの』、『自分は悪くない、そんなことした相手が悪い』、『なぜ、そんな話をするのか理解ができない』など


◆(2)相手をねぎらわない
・『そんなこと言ってない』、『何考えての』、『非常識よね』など


◆(3)相手と関わらない
・『別に関係ない』、『面倒くさい』、『そんなことする必要はない』など



また、『悪い話し手』とは、

◆(1)相手を信じない
・『どうせ話しても、分かってくれない』、『何を言っても変わらない』など


◆(2)自分が主張したいことを考えて話す
・『こちらのほうがいいんだけど』、『こうすべきよね』、『何でできないの?』など


◆(3)相手に命令する
・『分かってるよね』、『よろしくね』、『やってよね』など



こんな『悪い聞き手』と『悪い話し手』なら、話にならないですよね。


では、聞き手であるスタッフさんのあなたは、どちらの聞き手でしょうか?

きっと、『いい聞き手』だと思います。

しかし、もしも、あなたが『悪い聞き手』だとしたら、お客さんを『悪い話し手』にしていないでしょうか?


実は、お客さんを『いい話し手』にするのも、『悪い話し手』にするのも、あなたの聞き方次第なんです。



どうでしょうか?



あなたが『いい聞き手』になって、お客さんを気持ちよく話し続けられるようにしてあげて下さい。

そんな『いい聞き手』で雑談を続けていると、お客さんはまたあなたと話したくなって、お店にやって来てくれるはずです。

リピート客になってもらえる理由は、いろいろあります。

その中の1つに、『楽しい雑談ができる』は確実に含まれています。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則