店頭看板を書き替え続けるなら、まずここから! | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



あなたは、『実績のある店頭看板を、1年間置き続ける』のと、『実績がなくても、毎週、店頭看板を書き替え続ける』のとでは、どちらがいいでしょうか?

なかなか難しい選択だと思います。

なぜなら、やっぱり、実績がある看板を置き続ける方が売上げにつながるからです。

しかし、いくら実績があるからと言って、1年間も置き続けていたら、お客さんにあきられて、風景化してそのうち効果がなくなってしまいます。


その時、書き替えようとしても、その看板を書いたのが、1年前だとしたら、その間、誰も看板を書いていないので、もうその看板を書いた人にしか書けないでしょう。


たまたま、その看板を書いた人が、そのお店にいればいいのですが、いないお店の場合は、誰も書けないので書けません。

なぜなら、そんな実績の出る店頭看板を書く自信がないからです。


また書きたくても、どうしても、比べられるのがイヤで躊躇してしまいます。

それでも、その看板を書いた人がその会社にいれば、まだ何とかなるでしょうが、もしも、その人が辞めてしまっていたら、もうどうすることもできません。



今までに、イラスト入りの店頭看板を書くことが大好きなスタッフさんがいた時は書いていたが、そのスタッフさんが辞めてしまったら、もう誰も書かなくなってしまった、こんな経験はありませんか?



これは、いかに実績がある店頭看板があったとしても、そのまま何もしなかったツケが回って来たということです。



そうならないために、できれば、実績につながらなくても、毎週、店頭看板を書き替え続けることをおすすめします。


とは言っても、『毎週となると、大変!』と思ったあなたに!



『店頭看板を書き替え続けるなら、まずここから!』という簡単な方法をお教えします。


その前に、先程の実績がある店頭看板の基本の流れは、次の通りです。

◆(A)『こんなあなたに』

◆(B)『こんなことありませんか?』

◆(C)『実は、こうなんです』

◆(D)『こんなことができます』

◆(E)『まずは、こちらから』




このような基本の流れを書くと、『え~、全然、簡単じゃない』と思うかもしれませんね。

『そうなんです』、全部書こうとするから、簡単じゃなくなるのです。


なので、最初は、この流れの一部だけを書き続ければいいと思います。



では、どこを書けばいいのでしょうか?


それは、(D)の『こんなことができます』、これだけでいいのです。

これだけで、十分なのです。



どうですか?


簡単でしょう。


お店のメニューを、『こんなことができます』と書けばいいのです。

例えば、美容室の場合ですと、

◆『白髪染めができます』

と、書けばいいのです。


『えっ、それだけでいいの?』と、思ったかもしれませんが、最初は、『これだけでいいのです』

これだけでも、それを知らないお客さんには、『えっ、白髪染めもできるんだ』と驚かれます。

疑問がある方は、一度試されてみれば実感できるでしょう。


季節に合わせて、この『こんなことができます』という商品メニューを、書くだけなので、毎週書き替え続けられると思います。

この習慣がとても大切で、この習慣が身に付けが、店頭看板を書くことに抵抗がなくなるのです。



この店頭看板を書くことに抵抗がなくなったら、次の段階に進みます。


それが、(A)の『こんなあなたに』を付け加えるのです。


◆(A)『こんなあなたに』

◆(D)『こんなことができます』



例えば、美容室の場合ですと、

◆『自宅での白髪染めが大変なあなたに』

◆『白髪染めができます』


こんな感じで、『誰に、何ができます』と伝えてあげればいいのです。


この『誰に、何ができます』という看板を、しばらく書き続けます。

そうすると、『誰に』がハッキリすればするほど、(B)の『こんなことありませんか?』という問い掛けが見えて来るでしょう。

そうすれば、それを書き加えます。


例えば、美容室の場合ですと、

◆『自宅での白髪染めが大変なあなたに』

◆『キレイに塗れなくて困っていませんか?』

◆『白髪染めができます』



こんな感じで、どんどんメッセージが強くなって行き来ます。

そして最終的に、(A)(B)(C)(D)(E)の店頭看板の基本の流れになればいいのです。

それを一気に最初から書こうとすれば、書き続けられなくなります。

なので、最初は、(A)と(D)の『誰に、何ができます』、まずここから始めて下さい。

急ぎ過ぎは禁物ですよ。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則