こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
あなたは市場(マーケット)と聞いて、何を想像するでしょうか?
何かとても大きなものを想像する人も多いと思います。
しかし、どんなに大きな市場(マーケット)でも、始まりはとても小さなものばかりだったでしょう。
ただ『お客さん』がいて、ただ『商品』があることがきっかけで始まります。
それでも、ただ『お客さん』がいて、ただ『商品』があるだけでは、市場(マーケット)は生まれません。
そこには、商売人(マーケッター)が必要なのです。
では、この商売人(マーケッター)は、どんな仕掛けをして、市場(マーケット)を生み出すのでしょうか?
それは、
◆(1)ある特定のお客さんに、まず、そのお客さんが『理想とする姿』を見せることから始まります。
◆(2)そのお客さんが期待する『理想の姿』を見せて、そのお客さんらしさが出るようなシーンをイメージさせるのです。
そして、
◆(3)それが達成できるシナリオを気付かせます。
そうすると、その中の一部のお客さんが、『ああなりたい』と感じ出すのです。
しかし、この時はただ感じただけで、このままでは市場(マーケット)になりません。
いくら、『ああなりたい』と感じても、『本当にそうなるのか?』疑わしいからです。
なので、その疑いを無くすステップが必要になります。
その1つが、
◆(4)『ああなりたい』と感じたお客さんを集めて、『ああなれる』と信じられる証拠を示すのです。
一番簡単な証拠は、『実績』になります。
自分と同じような事情の人が、『ああなりたい』と感じて、実際に『ああなれた』という実績事例を見せるのです。
この時、小さな市場(マーケット)が生まれることになります。
つまり、市場(マーケット)とは、『ああなりたい』と感じた人が、『ああなれる』と信じた瞬間に生まれるのです。
そうなった後は、
◆(5)理想の姿が達成できるシナリオを、『商品』にすれば、その市場(マーケット)の中にいるお客さんに売れ出すようになります。
もちろん、この時の市場(マーケット)はとても小さいものです。
しかし、この価値をしっかり伝えることで、この事に関心を示してもらえる人を増やしていけば、市場(マーケット)はどんどん大きくなる可能性があります。
どうでしょうか?
このように考えると、市場(マーケット)を作るきっかけは、結構あると思いませんか?
既存の市場(マーケット)の中だけで考えるのでなく、新しい市場(マーケット)を作ってみてはどうでしょうか?
やり方は簡単。
あなたが、商売人(マーケッター)になって、ある特定のお客さんに、『ああなりたい』、『ああなれる』と意識してもらう仕掛けを作ればいいだけなのです。
はじめは小さくてもいいので、チャレンジしてみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則