店頭看板の事例(コンビニ店の麦茶) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

コンビニ店さんの『麦茶』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

コンビニ店さんが、暑い夏に『麦茶』をおすすめしている店頭看板です。

季節に合わせた良いタイミングでのおすすめだと思います。

このような季節の話題は、店頭看板としておすすめしやすいですね。

できれば、季節の話題から、いきなりおすすめ商品につなげるのではなく、『こんなあなたに、こんな状態を〇〇してみませんか?』という工夫があればもっと良いと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>夏がきた!
>毎日暑い日が続いています。
>そんな時こそ、『店名』でリフレッシュしてみませんか?
>私のオススメはコレ!
>『商品名』むぎ茶
>コンビニ限定サイズで670ml
>たくさん飲んでも安心



→季節の話題の後に、『こんなあなたに』と、『こんな季節におすすめしたい人』を具体的に決めて呼び掛けましょう。

→その方が確実に読まれます。

→なぜなら、自分事として感じてくれるからです。

→そして次は、『こんな状態を〇〇してみませんか?』になります。

→現状の『リフレッシュしてみませんか?』でもいいのですが、これでは、別に『麦茶』でなくてもいいのです。

→ここは、『麦茶』でなければいけないことを意識しましょう。

→そして、『なぜ麦茶でなければいけないのか?』を簡単に説明して、おすすめの商品名を伝えます。

→最後は、『熱中症対策にも効果的ですよ』と言って、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(コンビニ店の麦茶)
暑い夏が来た!
毎日、汗をかきながら働き続けてい
る外回りが多いあなたに

熱くなった体のほてりをクールダウ
ンしてみませんか?

麦茶に含まれるミネラルは、熱を逃
がし、血液をサラサラにして疲労回
復を促します。

『商品名』麦茶
コンビニ限定サイズ670ml

熱中症対策にも効果的ですよ!




【今回のポイント】

→季節の話題から、いきなりおすすめ商品につなげるのではなく、『こんなあなたに、こんな状態を〇〇してみませんか?』という工夫をすることが今回のポイントです。

→そうすると、自分事として感じてもらえます。

→また、仮にそうでない人でも、『どんな時に必要なのか?』がイメージしやすくなるので、その商品が買いやすくなるのです。

→そして、『なぜ麦茶でなければいけないのか?』を簡単に説明して、おすすめの商品名を伝えましょう。

→これがあると、『何となく、ぼやっと』考えていたお客さんが、『あっ、そうなの』と、買う理由ができるのです。

→『どんな時に必要なのか?』と、『なぜ、この商品でなければいけないのか?』、この2つを伝えること意識すれば、接客しなくても商品は売れて行くと思います。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則