店頭看板の事例(エクステ専門店の大人エクステ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

エクステ専門店さんの『大人エクステ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

エクステ専門店さんが、『大人エクステ』をおすすめしている店頭看板です。

おすすめしている理由が、とても分かりやすく書いています。

ちょっと気になるのが、呼び掛ける相手が複数あるところです。

まず最初に、『30・40代でも安心して付けられる大人エクステ』と、『エクステなんてと思っている30代や40代の大人に』と呼び掛けていて、最後に、『ただ付けるだけのエクステから卒業してみませんか?』と、『10代や20代前半の若者に』呼び掛けているような気がします。

おすすめが『大人エクステ』なので、『30代や40代の大人のあなたに』と、絞って呼び掛けたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>エクステでお悩みの方
>『店名』へ
>30・40代の方でも安心して付けられる大人エクステ
>・毛質がキレイ
>・カウンセリングはしっかりします
>・地毛が伸びた様な自然な仕上がり
>・付けた後は地毛になじむ様に
>エクステカット(無料)もします。
>ただ付けるだけのエクステから
>卒業してみませんか?



→まずは、『こんな大人のあなたに』と、1つに絞って呼び掛けます。

→次に、『エクステは、もうギャルだけのものじゃなくて・・・』と、大人のあなたにも楽しめることをおすすめするのです。

→そして、『おすすめの理由』を、現状の看板のように伝えます。

→最後は、『〇〇したいと思ったら、こちらまでご相談を』と、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(エクステ店の大人エクステ)
エクステに挑戦したいけど、なかな
か勇気が出ない大人のあなたに
エクステは、もうギャルだけのもの
ではなくて、30代や40代のあな
たにも安心して楽しむことができま
すよ!

おすすめの理由
◆毛質がキレイなので、地毛が伸び
ても自然な仕上がりになる
◆付けた後も、地毛になじむように
無料でエクステカットできる
◆しっかりとカウンセリングをして
ナチュラル系やゴージャス系などが
選べるなど

ロングでちょっとイメチェンしたい
と思ったら、こちらまでご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『こんな大人のあなたに』と、ターゲットを1つに絞って呼び掛けてメッセージを伝えることが今回のポイントです。

→ターゲットを絞ると、『エクステは、もうギャルだけのものではなくて、30代や40代のあなたにも安心して楽しむことができますよ!』と、新しい解釈をハッキリと伝えることができます。

→そして、新しい解釈には、その根拠となる理由をお知らせしましょう。

→そうすると、『へぇ~、エクステもありかな』と、興味を持ってもらえるのです。

→そうしたら、後は、タイミングになります。

→『ロングでちょっとイメチェンしたいと思ったら、こちらまでご相談を!』と、タイミングを伝えてあげれば、行動してもらいやすくなるのです。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則