店頭看板の事例(美容室のヘッドスパ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

美容室さんの『ヘッドスパ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

美容室さんが、『ヘッドスパの効果』をお知らせしている店頭看板です。

ヘッドスパの効果がよく分かります。

商品の効果をお知らせするのは、とても大切なことです。

しかし、商品の効果を伝えたら、お客さんが興味を持つかと言うと、そうでもありません。

では、どうすればお客さんに興味を持ってもらえるのでしょうか?



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ヘッドスパの効果
>・凝り固まった頭皮をマッサージすることで、ストレス解消や
>日々のパソコンの疲れ目までスッキリします!
>・頭皮の血行が促進されることで、お肌のトーンアップや
>リフトアップ、小顔効果が期待できます!
>・髪のハリ、コシ、ツヤ、ボリュームもよみがえります!
>癒しとアンチエイジングの両方を叶える
>ヘッドスパをぜひ体験してみてください。



→『お客さんに興味を持ってもらう』には、ある一定の流れがあります。

→なので、いきなり『効果』を伝えても、まだ聞く姿勢になっていない時は、興味を持ってもらえないのです。

→では、『ある一定の流れ』とは、どんな流れでしょうか?

→それは、『注目』→『興味』→『欲求』→『行動』という流れです。

→頭文字をとって、『AIDAの法則』と言うこともあります。

→なので、まず、『ヘッドスパに、注目させる』

→次に、『こんな人にと、興味を持たせる』

→そして、『こんなことができると、欲求を起こさせる』

→最後に、『行動を促す』

→こんな流れで伝えます。

→現状の『ヘッドスパの効果』は、『こんなことができると、欲求を起こさせる』です。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(美容室のヘッドスパ)
なぜヘッドスパがここまで注目を浴
びているのでしょうか?
理由は2つ!1つは日常生活におけ
る頭皮へのダメージの改善と、もう
1つはストレスへの安らぎや癒しの
要望からです。
特に次のような人におすすめです。
◆毎日の生活や仕事でストレスを感
じている人
◆不眠や目の疲れなどがある人
◆顔のたるみが気になる人
リラックスした状態でマッサージを
受けて頂くと、ストレスが解消し、
頭皮の改善や、眼精疲労も緩和され
ます。また頭皮と顔の皮はつながっ
ているので、リフトアップや小顔効
果も期待できるでしょう。
まずは体験コースでお試し下さい。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→いきなり『効果』を伝えても、興味を持ってもらえないので、『注目』→『興味』→『欲求』→『行動』という流れで伝えることが今回のポイントです。

→このような流れで伝えると、最初に聞く姿勢になってもらえます。

→そうなると、『効果』もすんなりと受け入れてもらえるので、行動を促しやすくなるのです。

→商品に自信があればあるほど、どうしても『商品の効果』を真っ先に伝えたい気持ちは分かります。

→しかし、流れを無視してしまうと、どんなに良い商品でも受け入れてもらえないのです。

→お客さんの立場に立って、『注目』→『興味』→『欲求』→『行動』という流れで伝えてあげて下さい。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則