店頭看板の事例(ジュース専門店のロージュース) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

ジュース専門店さんの『ロージュース』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

ジュース専門店さんが、『100%天然ロージュース』をお知らせしている店頭看板です。

100%天然の生のジュースは、身体に良さそうに感じます。

そして、今、芸能人にも紹介されて人気があるのです。

しかし、いきなり『1杯780円』と言われると、『ちょっと高いな』と感じてしまうでしょう。

でも、良さがあるからこの価格なのです。

であれば、その良さを先にお知らせしなけらばいけないと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>1杯780円からはじめる!
>カラダに優しい体質改善
>野菜・果物 約1kg使用!
>100%天然ロージュース
>ご注文を頂いてから目の前で
>お作りします。
>・野菜不足を感じている方
>・食べ過ぎ、飲み過ぎを気にしている方
>・お肌の調子にお悩みの方
>お気軽にお立ち寄りくださいませ



→まずは、『誰におすすめしたいのか?』です。

→後半部分に、『おすすめしたい方』が3人ほど書かれています。

→多分、『どんな方にもいいですよ!』と言いたいのでしょう。

→しかし、これでは、『おすすめしたい方』がハッキリしないので、メッセージが弱くなるのです。

→なので、今回は、『食べ過ぎ、飲み過ぎを気にしている方』へおすすめします。

→こうすることで、『どうすればいいのか?』よりハッキリしますので、行動がとりやすくなることでしょう。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(ジュース専門店のロージュース)
しっかり食べた日が続いたり、つ
いつい飲み過ぎてしまったりして
日ごろの食事バランスを崩している
あなたに

新鮮な野菜や果物を使った体質改善
をしてみませんか?

少しの時間だけ胃腸を休めて身体を
リフレッシュさせる芸能界でも話題
の改善方法なんですよ。
野菜、果物 約1kg使用の
『100%天然ロージュース』
1杯 780円

ご注文頂いてから目の前でお作りし
ます。まずは1杯だけお食事の代わ
りにお試し下さい。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→まずは、『誰におすすめしたいのか?』をハッキリさせて、『何をしなければいけないのか?』をハッキリさせて、この商品の価値を伝えた上で、価格を紹介することが今回のポイントです。

→そうしないと、いきなり『1杯780円』では、その時点で読まれない危険性があります。

→しかし、『食べ過ぎ、飲み過ぎの方に』となれば、『あっ、今の自分のことだ』となり、『何かなあ?』と続きを読んでもらえるのです。

→お客さんに全部読んでもらえて、選んでもらうのなら、例え、今回買ってもらえなくてもいいと思います。

→なぜなら、記憶してもらえれば、チャンスがあるからです。

→それに、ひょっとしたら、誰かに紹介してくれるかもしれません。

→とにかく、最初から最後まで読んでもらうことが必要です。

→そのためには、『誰におすすめするのか?』は、とても大切になります。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則