売上げアップのモノサシを持とう! | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



余談ですが、今日で満61歳です。

ブログを毎日更新し始めたのが、58歳の終わりの時でしたので、お陰様で3年目を迎えることになりました。

こうして今日も読んで頂けて、本当にありがとうございます。


今日は売上げアップのお話です。

突然ですが、あなたは、『売上げはコントロールできない』と言われたら、どう思いますか?

『えっ、コントロールできないの?』と疑問に思いますか?

『そうだね、コントロールできないよね』と当たり前に思いますか?

あなたはどちらでしょうか?


私は、『売上げはコントロールできない』と考えています。

なぜなら、『売上げは、お客さんの感情や理性がコントロールしている』からです。

お客さんが決意し、行動した結果が売上げになります。


なので、不確定要素が多すぎて、お客さんを上手く誘導することはできても、売上げ自体をコントロールすることはできないのです。


では、コントロールできないのなら、『どのようにして売上げをあげればいいのでしょうか?』


確かに、売上げ自体はコントロールできません。

しかし、それを作る『客数』と『客単価』は、コントロールできると考えています。


なぜなら、『客数』と『客単価』は、『反応率』と言う条件は付きますが、『お客さんの行動』をコントロールすることができるからです。


例えば、『お客さんに来てもらうきっかけを作る』ことで、客数アップにつなげることができます。

また、『お客さんに喜んでもらうきっかけを作る』ことで、客単価アップにつながるのです。

これらにも不確定要素はあります。

しかし、やり方さえ間違わなければ、売上げよりも不確定要素を抑えることができるのです。



では、そのような『きっかけを作る』には、どうようにすればいいのでしょうか?

ここで、すぐに『対策』を考えてしまうと上手く行きません。

なぜなら、これでは、『きっかけ作りの原因』が分っていないからです。


ここで言う『きっかけ作りの原因』とは、『きっかけ作りのモノサシ』のことを言います。

『結果につながるモノサシ』が必要なのです。

これが、ハッキリ分っていると対策が打ちやすくなり、結果である売上げにつながります。



なので、売上げという結果が伸び悩むのは、この『結果につながるモノサシ』に気付かず、対策を打っているからと言えるのです。



では、その『きっかけ作りのモノサシ』とは、何でしょうか?

例えば、『客数アップのモノサシ』は、ズバリ『勘違い』です。

『えっ、勘違い』

『なに、それっ?』

と思ったかもしれませんね。


でも、『お客さんの勘違いを無くせば、客数が増えるのです。

一番分かりやすい勘違いは、『私には、今、その商品は必要ない』という勘違いになります。



例えば、『そうですね、そう感じられても無理はありません。でも、実はこうなんですよ』

と、お客さんに、『勘違いであった』と気付かせる情報を届ければ、『あっ、そうかもしれない』となれば、来店される可能性が増えるのです。

そうすると、客数がアップするという考え方になります。

もちろん、全てのお客さんが『勘違い』に気付くことはありません。

『えっ、本当!』、あるいは、『ふ~ん、そんなことあるの?』と、それぞれ感じ方は違いますが、ある一定の反応率で、気付いてくれると予測できるのです。




では、もう一方の『客単価アップのモノサシ』は何でしょうか?

何だと思いますか?

それは、ズバリ『驚き』です。


お客さんに期待以上のことをすると、喜びを超えて驚かれます。

この『驚き』が、『客単価アップのモノサシ』です。


なので、『驚かれるきっかけを作る』ことで、客単価がアップしていくと考えています。


どうでしょうか?


今回紹介した、『勘違い』や『驚き』は、モノサシのほんの一例です。

しかし、このようなモノサシを持たずに、ただ漠然と商品をお知らせしたり、『一緒に付加価値はどうですか?』とおすすめしたりしても、売り込みと思われてイヤな顔をされるだけです。



もう一度言います。

売上げはコントロールできません。



しかし、ちゃんと『結果につながるモノサシ』を持って、しっかり『きっかけ作り』をしていけば、客数アップや客単価アップは可能になります。


試しに、『勘違い』と『驚き』をモノサシとして、考えてみて下さい。

きっと、新しい発見があると思いますよ。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則