こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
以前のブログ記事で、活字の販促物に手書きで一言、『こんなあなたに、こんなことありませんか?』と書き加えて下さいと書きました。
いくらキレイな活字の販促物でお知らせしたとしても、興味を持ってもらえなければ読んでもらえないからです。
なので、『誰に読んでもらいたいのか?』を手書きで書いて、一目で分かるようにすれば、興味のあるお客さんに読まれやすくなります。
なぜなら、味気ない活字の文字比べて、手書きの文字には、何か『親しみやすさ』や『わざわざ感』が出て、メッセージ性がとても強くなるからです。
『誰に読んでもらいたいのか?』をお知らせするということは、逆に言えば、興味のないお客さんには読まれなくてもいいということになります。
どうせ、全員に読んでもらえないのであれば、『こんなお客さんに、こんなことありませんか?』と絞り込んでしまえばいいのです。
とは言っても、
『言ってる意味は分かります』
『でも、実際に書くとなると、なかなか書けません』
と言われるスタッフさんが多いようなので、『販促物の出だしコピーの事例集』を用意しました。
ドンピシャではないと思いますが、あなたのお客さんに合わせて書き直せば、書くことができると、考えた次第です。
<ここから>
【販促物の出だしコピーの事例集】
(A)【こんなあなたに】どんなターゲットに知らせたいのか?
A-1<楽しみたいあなたに>
◆いつまでもカワイイ、かっこいいと言われたいあなたに
◆夏に向けて体のラインが気になるあなたに
◆みんなとワイワイ、おしゃべりが大好きなあなたに
◆髪の毛がすぐペッタンコになって困ってしまうあなたに
◆家族に喜んでもらえるお土産を探しているあなたに
◆毎日遅くまで、お仕事を頑張っているお父さんに
A-2<ラクしたい方に>
◆家事に追われ、体をねぎらう暇もない頑張り屋のお母さんに
◆鏡を見た瞬間『疲れているな・・・』と感じたことがあるあなたに
◆暑さでなかなか寝つけず、最近ちょっと寝不足ぎみのあなたに
◆人参が嫌いな子供さんを持つお母さんに
◆料理が苦手で『いつも何にしようかな』と悩んでいるお母さんに
◆『沢山あってどれがいいのか?』すぐに迷ってしまうあなたに
(B)【こんなことありませんか?】どんなギャップに気付いて欲しいのか?
B-1<こんな経験ありませんか?>
◆なんとなく、うまくいかないと感じることはありませんか?
◆最近、お肌がカサカサしてお化粧乗りが悪くありませんか?
◆気がつかないうちに、服装が乱れていることってありませんか?
◆思わず、『ふ~う』と大きなため息をついてしまうことありませんか?
◆こんな汚れが落ちなくて、困っていませんか?
◆もしかして、〇〇なんてどこも同じと思っていませんでしたか?
◆『疲れたな~』と感じることが、最近多くありませんか?
B-2<こんなこと知ってましたか?>
◆ご存知ですか? 〇〇で損をしているかもしれませんよ。
◆今、こんなお客さんにすごく人気があるって知ってましたか?
◆これ何だと思いますか?一度使ったら手放せませんよ。
◆大好評、〇〇なあなたに一番喜ばれています!
◆こんな時に使うのが一番よく会って知ってましたか?
◆ご存知ですか? 〇〇で〇〇が気になりだしたらコレ!
◆〇〇はこれからが最高なんですよ。ご存知でしたか?
<ここまで>
こんな感じの事例集です。
この事例集の構成は、『(A)+(B)』になります。
『(A)こんなあなたに+(B)こんなことありませんか?』です。
ちょっとだけ説明すると、『(A)こんなあなたに』とは、『どんなターゲットに知らせたいのか?』で、大きく分けて、『(A-1)楽しみたいあなたに』と、今よりもっとワクワクしたい場合と、『(B-1)ラクしたいあなたに』と、現状の悩みを少しでも解消したい場合とに分けられます。
どちらのターゲットに呼び掛けるのかで、選んで下さい。
『(B)こんなことありませんか?』とは、『どんなギャップに気付いて欲しいのか?』です。
大きく分けて、『(B-1)こんな経験ありませんか?』と、お客さんが知っていることを思い出してもらうために問い掛ける場合と、『(B-2)こんなこと知ってましたか?』と、お客さんがまだ知らないだろうことを問い掛ける場合に分けています。
呼び掛けたお客さんは、どちらのギャップで問い掛けるほうがいいのかで、選んで下さい。
上手くいかない販促物は、『商品中心』に書かれていることが多いです。
それが悪いと言っているのではありません。
ただ、いきなり商品のことを書いてしまっていることが、上手くいかないのだと、考えています。
なので、『商品中心』に書かれている内容の前に、『こんなあなたに、こんなことありませんか?』と付け加えてもらえれば、『誰に呼び掛けているのか?』が、ハッキリするので興味のあるお客さんに近づくことができて、読まれやすくなるのです。
一度、『出だしコピーの事例集』を活用してみて下さい。
白紙で一から考えるより、少しはラクに書くことができると思いますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則