こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
最近、手書きで文字を書くことはありますか?
パソコンやスマホなどの普及で、手書きで文字を書くことが少なくなっています。
手書きは、手間もかかるし、時間もかかるので、ついつい面倒になってしまう方が多いようです。
そろそろ準備が必要な年賀状でも、ほとんどが活字印刷になっています。
送る側の立場で考えると、それも分かるのですが、受け取る立場で考えると、すべて活字印刷のものは、パッと見たら終わりです。
そこに、一言でも手書きが書き加えられていたら、手を止めて相手の顔を思い浮かべながら読んでしまいます。
手書きの良さは、『わざわざ感』が伝わるところです。
わざわざ、手間と時間をかけて、自分のために書いてくれたのが分かります。
例えば、お店の場合でも、手書きの店頭看板を置いておくと、
◆『これ誰が書いたの?』
◆『このイラストかわいいね』
とお客さんに言われたり、
◆『私も、そうなのよ』
◆『私はこうじゃないけど、こんな場合はどうなの?』
と話し掛けられることもあります。
これが活字のポスターだとこうにはならず、話し掛けられることはまずありません。
また、手書きのお礼状の場合も同じ効果があります。
たった一人の自分のために、手間ヒマかけて、わざわざ書いてくれたのが伝わるからです。
つまり、手書きの文字は、相手に向けた『あなたのメッセージ』となり、ただ手書きで書いただけで、そのメッセージ性が強くなります。
なので、手書きの文字を読むと、目の前にその人がいなくても、何か自分に話し掛けられているような錯覚さえ起こしてしまうのです。
これは、お店のスタッフさんとお客さんとの距離感が縮まったことを意味します。
日々の接客回数が多いと距離感が縮まるのと同じように、手書きの文字でも距離感を縮める効果があるのです。
販促物は、『誰に、何を伝えるのか?』が大切だと言われています。
しかし、それも大切ですが、『誰が、誰に伝えるのか?』は、それ以上に大切なことです。
そういう意味では、手書きのメッセージは大変効果的だと思います。
お客さんとの関係性を築くことが大切になって来ている今は、もっと手書きの効果を活用すべきです。
そこで、あなたに質問!
あなたのお店の販促物に、手書きで文字が書かれていますか?
もしも、書かれていなければ、今すぐ、その販促物に手書きで一言付け加えて下さい。
◆『こんなあなたに、こんなことありませんか?』
こんな一言を書き加えるだけで結構です。
これだけで、お客さんとの距離感がぐっと縮まります。
一度試してみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則