店頭看板の事例(整骨院の猫背矯正) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

整骨院さんの『猫背矯正』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

整骨院さんが、開院OPENキャンペーンをお知らせしている店頭看板です。

『チラシもらって下さい』と、店頭看板の横に大量に、チラシをぶら下げていました。

チラシを見れば、『姿勢矯正専門』の整骨院さんのようです。

たぶん、『骨盤矯正』と『猫背矯正』が、得意なのだと想像します。

そのため、チラシの中でも

◆『骨盤の歪みが気になる方』

◆『人から猫背と言われた事がある方』

におすすめとありました。


ここで気になることが1つ。

『骨盤の歪みが気になる方』とありますが、これって、素人さんでは分からないと思います。

であれば、『人から猫背と言われた事がある方』に絞って、店頭看板で伝え、その他の詳しい内容は、『チラシをご覧ください』としたほうがいいようですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>チラシ
>もらって下さい
>骨盤矯正
>猫背矯正
>開院Open
>キャンペーン
>実施中




→『チラシもらって下さい』という、院長の気持ちは分かります。

→でも、お客さんは、興味のないものには手を出しません。

→なので、興味を持ってもらえるように、店頭看板でお知らせしましょう。

→そのために、『猫背で困っているお客さんに』呼び掛けたいと思います。

→そして、なかなか改善しないことを、『共感』しましょう。

→それが、『ひょうっとしたら改善するかも!』と感じてもらえる流れを作ります。

→最後は、『詳しくはチラシをご覧下さい』と伝えて、チラシを取ってもらいましょう。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整骨院の猫背矯正)
猫背の姿勢を頑張って正しても疲れ
てしまって1分も持たないあなたに

人から猫背だと注意されて、イヤな
思いをしたことはありませんか?

自覚はあっても、今までの習慣を改
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一番の原因は、そもそも正しい姿勢
が、どんな感覚なのか分からないこ
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そんなあなたの猫背を正しい姿勢に
改善し、何分たっても疲れない治療
を致します。

猫背は治らないと、あきらめないで
一度ご相談を! 詳しくはチラシを
ご覧下さい。




【今回のポイント】

→お客さんに興味を持ってもらってから、こちらが望む行動を取ってもらうことが今回のポイントです。

→そのために、お客さんが普段の生活で感じている事柄に共感する必要があります。

→共感することで、距離感が近くなり、こちらの伝えるメッセージに興味を持ってもらえるのです。

→お客さんの事情を何も伝えずに、ただ『チラシをもらって下さい』と言っただけでは、キャンペーン特典に興味を持つお客さんしか集めることしかできません。

→開院Openなので、キャンペーン特典はいいと思いますが、『何がができる』姿勢矯正専門の整骨院なのかをハッキリ示したほうが、お客さんも利用しやすいと思います。

→開院以降も、店頭看板は力強い味方です。

→これからも、どんどんメッセージを発信して下さいね。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則