店頭看板の事例(自習室店の大人の自習室) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

自習室店さんの『大人の自習室』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

自習室店さんが、勉強や仕事のために『大人の自習室』をお知らせしている店頭看板です。

ちょっと前までは、自習室と言えば、図書館でした。

しかし、今は、ただ机と椅子があるだけの自習室では、物足りないようです。

そんな『大人の自習室』をお知らせしています。

店頭看板の内容を見ると、『ここに、自習室がある』と知らせるだけで、『詳細は、ホームページをご覧下さい』と、QRコードを上部に付けて促す流れです。

これはこれで、いい流れだと思います。

でも、もう少し興味を持たせる内容が欲しいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>自宅で集中できない方へ
>音楽の流れる自習室
>自習『店名』
>カフェの様に落ち着いた空間で
>勉強・仕事ができます。
>『電話番号』『受付時間』
>『ホームページアドレス』
>※見学には予約が必要です



→最初に、ちゃんと『呼び掛け』て、いい流れになっています。

→できれば、『〇〇したいけど、〇〇できないあなたに』と呼び掛けた方が、よりイメージしやすいです。

→そして自習室の特徴と良さを伝えながら、問い掛けましょう。

→その後は、『どんな時に使えばいいのか?』を示して、使うイメージが湧くようにしたいですね。

→さらに、『なぜ自習室なのか?』の疑問にも、さりげなく答えて、不安を無くしてあげましょう。

→このような流れを作ってから、QRコードでホームページを見てもらって、室内の雰囲気や料金を確認してもらいます。

→最後は『無料体験』で行動を促す刺激をしたいですね。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(自習室店の大人の自習室)
ゆっくり勉強や仕事がしたいけど、
人目や雑音が気になって集中できな
いあなたに

α波の音楽が流れる『自習室』で、
ゆっくりくつろぎながら勉強や仕事
をしてみませんか?

営業の外回りの空き時間や仕事が終
わって家に帰るまで、あるいは家で
は集中できない時に最適です。
大人にとって勉強は非日常の行動な
ので自習ができる環境を整えること
はとても大切になります。

QRコードで室内の雰囲気や料金を
ご覧下さい。無料体験も可能です。
まずはご予約を
『店名』『電話番号』『受付時間』




【今回のポイント】

→ホームページ上にある価値情報を見てもらうために、QRコードを使うことはとても有効な方法です。

→しかし、その行動を促すために、立ち止まらせて、興味を持たせる流れが必要だと思います。

→QRコードを使ってもらう前に、興味を持たせることが今回のポイントです。

→『どんな自習室なのか?』を知らせることは重要になります。

→しかし、その前に『どんな人に使って欲しい自習室なのか?』を伝える必要があるのです。

→極端に言えば、『こんな人に使って欲しい』、『これ以外の人には使って欲しくない』ということをハッキリさせる方が、メッセージが届きやすくなるので反応率もよくなります。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則