店頭看板の事例(美容室の部分パーマ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

美容室さんの『部分パーマ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

美容室さんが、『部分パーマ』と、新登場の『炭酸美容液』をお知らせしている店頭看板です。

いろいろお知らせしたい気持ちは分かりますが、できれば1つに絞ってお知らせしたほうが、もっと強いメッセージなになると思います。

では、どちらに絞ればいいのでしょうか?

『炭酸美容液』は新登場なので、お知らせしたいところですが、主力メニューではありません。

どちらか選ぶ基準の1つは、『どちらが主力か、主力に近いか?』です。

なので今回は、『部分パーマ』に絞りたいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>3月おすすめメニュー
>・部分パーマでなりたい髪に・・・!
>¥5800~(カット・ポイントパーマ)
>・地肌のエイジングケアに!
>炭酸美容液(新登場)
>¥300 お試し価格



→『3月おすすめメニュー』として、これからの季節の『部分パーマ』は、『どんな人におすすめ』で、『どんな理由があるからなのか?』が必要です。

→ここで出てくる素朴な疑問の1つが、『なぜ、通常パーマではいけないのか?』という疑問になります。

→この当たりを考えて、『こんな人に』、『こんな理由』で、とすればいいのです。

→その後で、『部分パーマ』をすると、『結果どうなるのか?』を伝えます。

→『部分パーマ』も、できれば2種類あればいいですね。

→それと、始めて『部分パーマ』をされる方は、何かと不安があると思いますので、『不安を解消するサービス』を用意して、行動しやすくしておきましょう。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(美容室の部分パーマ)
3月おすすめメニュー
春は、ちょっとパーマをかけたくな
る季節です。でも、30~40本の
ロットを巻く通常パーマって『結構
辛いのよね』と感じているあなたに

『部分パーマ』はいかがですか?
カットの際に部分的にパーマをかけ
髪にボリュームや流れを作ると簡単
に、イメチェンができるんですよ!

◆6~7本のロットパーマ
(カット付き) ¥〇〇〇〇
◆15~16本のロットパーマ
(カット付き) ¥〇〇〇〇

1週間以内なら1回だけ、かけ直し
ができます。ご予約はこちらから
『店名』『電話番号』『受付時間』




【今回のポイント】

→店頭看板でお知らせする内容は、1つに絞り込むことが今回のポイントです。

→絞り込む基準は、主力メニューかどうか?

→絞り込んだ主力メニューは、『誰におすすめなのか?』、『どんな理由があるのか?』、『結果どうなるのか?』、『料金はどうか?』、『不安を解消するサービスがあるのか?』等で、行動しやすい流れを作りましょう。

→それと、『炭酸美容液』は、次の店頭看板で、上のような流れでお知らせすればいいと思います。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則