こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
『事業の骨組み』を考える場合、3部構成で行うとうまくまとめられます。
今回は、『入口』、『中身』、『出口』という3部構成で考える場合の紹介です。
◆まず、『入口』とは?
事業を考える場合の入口とは、『想い』です。
『どんな想いで、この事業をやっているのか?』が、入口になります。
<例えば>
この事業を通じて、『こんな風に、お客さんに喜ばれたい』とか、『お客さんの笑顔やありがとうが欲しい』とか
あるいは、この事業で、『こんな風に、楽しく働きたい』とか、『こんな生きがいや、やりがいが欲しい』とか
『〇〇がしたい』や、『〇〇が欲しい』という想いが、『入口』になります。
他に、『こんな好きなことがしたい』や、『こんなことを感じながらやりたい』ということも『入口』です。
◆次に、『出口』とは?
事業を考える場合の出口と言えば、『成果』です。
『この事業をやって、どんな成果を手にいれるのか?』が、出口になります。
どんなに努力しても、『成果』がでなければ意味がないからです。
<例えば>
この事業をやることで、『売上げを、000万円達成する』とか、『給料を、〇〇万円もらう』とか
あるいは、この事業をやることで、『地域で一番楽しいお店になる』とか、『笑顔が一番素敵と言われるようになる』とか
結果が判断できる目標とか、ゴールとして『数値化』できることが、『出口』になります。
このようにまず、『入口』と、『出口』を考えて、ハッキリさせるのです。
この時点で『中身』となる『やり方』は、まだ考えません。
なぜなら、『入口』と、『出口』の関係性を見ることがとても重要だからです。
『入口の想いの強さ』と、『出口の成果の大きさ』とのバランスがうまく取れないと、うまく行かないからです。
◆『想いの強さ』と『成果の大きさ』の関係性とは?
<例えば>
入口の部分で、『多くのお客さんに、沢山の笑顔をもらう仕事で、楽しく働きたい』という想いがあったとします。
そして、出口の部分の成果が、『月の売上げが、50万円』だったとします。
でも、『月の売上げが、50万円』では、少しのお客さんの笑顔しか見る事ができません。
想いが弱い場合は、これでも満足するかもしれませんが、想いが強い場合は、もっと多くのお客さんの笑顔が見たいはずです。
そうなると、『月の売上げを、2倍の100万円』にしなければいけなくなりますし、あるいは『4倍の200万円』が必要になるかもしれません。
これが、『想いの強さ』と『成果の大きさ』の関係性です。
<例えば>
もし仮に、『月の売上げを、4倍の200万円』に決めたとします。
こうなると、『もう自分一人では限界』ということに気づき、協力してもらえる仲間が必要となるのです。
こうして、仲間と一緒に働くようになると、この『入口と出口』である、『想いと成果』がさらに大切になってきます。
では、何が大切なのでしょうか?
一言で言うと、『想いと成果の共有』です。
そのためには、まず、『自分は、多くのお客さんに、沢山の笑顔をもらう仕事で、楽しく働きたい』という想いを、仲間となる人達に伝えます。
そして、その『想いの強さ』から、『月の売上げ200万円』の成果が必要で、客単価を5000円とすると、『月に400人のお客さんとお会いして、笑顔をもらい、楽しく仕事をやっていきたい』と伝えるのです。
この『想いと成果』が共有できれば、あなたの『想いと成果』が、仲間の『想いと成果』につながりうまく流れ出します。
後は、『入口と出口』をつなげる『中身』を作って、やり続けていけばいいだけです。
このように言うと、必ず『想い』よりも、『やり方』を先に知りたいと言われます。
しかし、それぞれの『立場』の、役割や、やり方が違う人達が、それぞれの『想いと成果』で仕事をしていたら、決してうまく行きません。
それぞれが『違う立場』でも、『同じ想い』を持って、『同じ成果』を目指して行けば、自分の立場で、『今、何をしなければいけないのか?』が、自ずと見えてくるものです。
そのためにも、まず『想いと成果』をハッキリさせて、仲間と共有して下さい。
『中身』である、『どのようにやるか?』のやり方は大切です。
しかし、『どんな想いを持って、どんな成果を目指しているのか?』という考え方や、それを『どのように共有するのか?』という仲間との関わり方は、もっと大切だと思います。
まずは、『想い』からです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則