こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。
人が何らかの行動を起こす時は、無意識に次のような流れを取ることが多く見受けられます。
なので、その流れを知っておくと、販促物を考える上でとても便利です。
その流れとは、
◆(1)問題ができる
◆(2)結果に気づく
◆(3)原因が分かる
◆(4)対策を打つ
◆(5)行動し始める
簡単に表すとこんな5つの流れになります。
販促物で、これをサポートするように構成すれば、このような流れに乗って行動してもらえるのです。
では、なぜ、問題から始めるのでしょうか?
それは、人には基本的に変化を嫌う習性があるからです。
できれば、変化せず、今まで通り、何も考えず、毎日が過ぎて欲しいと多くの人が思っています。
そんな人に行動してもらうには、『問題がある』と感じてもらわないと始まりません。
このブログ記事でも、『まず、問い掛けから始めて下さい』と、よく書いているのはそのためです。
◆(1)『問い掛ける前』は、今まで通り、何も考えず、当たり前に進んでいることが、『問い掛けた後』は、その問い掛けに興味があると反応してしまいます。
何となく、現状との『ギャップ』を感じてしまうからです。
この『ギャップ』を感じると、それが疑問になり、問題へとなって行きます。
◆(2)この段階では、まだ『何となく、問題がありそう』とか、『何となく、こんな結果になればいいな』と思うだけです。
◆(3)(4)それを、『こんな問題がある』ので、『解決したい』とするために、『これを、こうすれば、このように解決できる』と提案します。
この『これを、こうすれば、このように解決できる』の『これを』が原因で、『こうすれば』が対策です。
そして『このように解決できる』が結果となります。
この結果は、先ほどの『何となく、こんな結果』ではなく、『イメージできるハッキリした結果』です。
また、『ハッキリした結果』に気付くと、何となくの問題も『ハッキリした問題』となってきます。
このようにして、(1)~(4)の流れまで進むと、あとは(5)の行動を決断するか?どうか?だけになります。
◆(5)そっと背中を押すだけで、行動し始める場合が多いのです。
どうでしょうか?
簡単に説明しただけなので、ピンとこなかったかもしれませんね。
でも、何となく、流れを感じてもらえれば、それだけでも効果があります。
『人が行動する流れ』を意識しながら、販促物を考えて見て下さい。
きっと、知っておいて損はないと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング 伊丹芳則