個別目標を設定するには、どのように考えればいいのか? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

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もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。


今回は、個別目標を設定するには、どのように考えればいいのか?についてです。

目標には、『全体の目標』と『個別の目標』の2種類の目標があります。

『全体の目標』は、以前お話した『目的→目標』というアプローチで設定することができます。



では、『個別の目標』は、どのように設定すればいいのでしょうか?

もし『今』『ここで』、お客さんから『お叱りの大クレーム(問題)』が発生したとします。

しかし、その場に『自分しかいない』場合、『目の前のクレーム解決(問題)』は、自分自身が責任を持って行なう『個別の目標』となります。

 



個別の目標は、このような『緊急性の高い問題』だけではありません。

『全体の目標』につながる、『今』『ここで』それを取り組まなければならないのは『自分しか』いない『問題』も『個別の目標』になります。


つまり『個別の目標』は、『問題→目標』というアプローチが大変有効です。


しかし、これには二つの注意点があります。


◆一つ目は、『できないと思い込んでいる』と『問題』が『目標』になりません。

例えば、売上げを昨年より『10%』上げるという『全体の目標』があったとします。

『できない』と思い込んでいる人は、『今でも大変なのに、さらに10%上げるなんで、とんでもない』と考えます。

だから、『できない』言い訳ばかりを言うのです。


逆に『できるかも』と考える人は、『どうすれば、できるか?』と、『できる』アイデアを必死で考えます。

結局『できない』と思い込んでいる人は、『何もやろうとせず』現状のままです。

『どうすれば、できるか?』と必死で考えた人は、それが『問題』となり『目標』となり『可能性』が広がり成長します。



◆二つ目は、『今』『ここで』『自分しか』いないと思わず、『そのうち』『どこかで』『誰かが』やってくれると『責任転嫁』してしまうと、『問題』が『目標』にならない。

例えば、先ほどのクレームの場合、『問題』も『目標』もハッキリしています。

しかし、もし、このクレームは自分のせいではない、自分の責任ではない、と『責任転嫁』してしまうと、『問題』はさらに大きくなり個人レベルの『問題』でなくなってしまうのです。


また『どうすれば、できるか?』を必死で考えても、『誰かが』やってくれると『責任転嫁』した時点で自分の『問題』でなくなってしまいます。



つまり、どんな問題でも、誰の問題でも『今』『ここで』『自分しか』と思うことで、『問題』は『目標』に変化するのです。


よく社長さんから『できるか、できないか、わからない目標』を立てても意味があるのか? と聞かれることがあります。


確かに、『本当にできない目標』は意味がありません。


逆に、『必ずできる目標』も、目標としては意味がないのです。


しかし、『できるか、できないか、わからない目標』だから、意味があると思います。

なぜなら、『今より成長しないと達成できない』と『気付くきっかけ』になるからです。


『できるか、できないか、わからない目標』に挑んでいると、必ず『今の自分では解決できない問題』が出てきます。

その時『おいしい問題だ』と思うか?

『うっとおしい嫌な問題だ』と思うか?

ここが、運命の分かれ道です。

『おいしい問題だ』と思った時、それが『おいしい目標』になります。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則