ホームセンターで買ってきた小型の圧縮機を使って、『自転車の空気入れサービス』をしているお店があります。
お店の周りに自転車を利用されているお客さんが多い事から始めたサービスのようです。
面白いサービスですが、お客さんには『どう思われているか?』気になってある時、一人のお客さんに聞いてみました。
◆わたし『空気入れのサービスがなかったら困りますか?』
◆お客さん『ハイ、とても困ります』
◆わたし『どうしてですか?』
◆お客さん『私の自宅にも空気入れはあります』
◆お客さん『でも、高層のマンションなので自転車に空気を入れる時は、自宅の階まで取りに行き、また自宅の階まで戻さなければならないの!』
◆お客さん『それが結構めんどくさいくて・・・』
◆わたし『なるほど、それは困りますね』
◆お客さん『空気が抜けてきたなと思ったら、ココに寄って入れていくんです』
◆お客さん『だから、なくなったら困るんです』
このお客さん、同じマンションのお友達にも『空気入れがある〇〇屋さん』と、このお店を紹介されているようです。
お店の近くに高層マンションがあり、自転車を利用されているエリアでは『自転車の空気入れサービス』でお客さんを呼ぶことが可能のようです。

上記のような『POP』を店頭に張っておくと『口コミ』で広がりやすくなります。
お客さんが『困っている事を解消する』この基本的な考え方が、お客さんを集めているよい事例です。
お客さんが困っているから『何とかしたい』この考え方がないと、今回のこのサービスは生まれなかったと思います。
『やり方』も大切ですが、もっと大切なのは『考え方』です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング 伊丹芳則