繋いだ手を離して電車に乗るのは一瞬で

ガタゴトと電車が加速していく

会う前は貴方が待つ駅までの時間が長く感じたのに

帰りの電車はあっという間に降りる駅に着く

電車に取り付けられた今にも切れそうにちかちかと僅かな光を放つ蛍光灯が潤んだ眼を刺激する

揺れる電車の振動は貴方の心臓の鼓動のようにリズムを刻む

私は眼を閉じ貴方の姿を思い出しながら
帰路につく