3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震により
多くの方の尊い命が失われたことに、
深い追悼の意を捧げます。
同時に、被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。




まず、このブログを読めている人は
とても恵まれていると思います。
そのことに、まずは感謝したいです。
(私もその一人です)


もし、このブログを通して
何か感じて頂けたなら、幸いです。

同じような考えをしている人がいる
というだけでも心が救われることもあるし
また、新たな気付きが得られることによって
より幅広い人生が歩めることもあると思います。



逆に
もし不快に思ったりして、私に文句のメールを書こうと思う場合は
そのエネルギー、時間を、ぜひ
復興支援に使って頂きたいです。






いまから、私が感じたこと、感じていること、これからについて
書いていこうと思います。


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毎日書き続けていたこのブログが
どうしても書けなかった。



何を書いていいのか分からない。

不安と辛さと恐怖と

失われた尊い命のこととか

その家族の気持ちとか

極寒の中、救助を待っているであろう人が数え切れないほどいることとか

被災地の人の心情とか・・・



毎日流れてくるTVの悲惨な情景を見つめ

刻々と過ぎていく時間

この1分、1秒でも命に関わってくるはずなのに

自分は、何もできなくて

無力さを感じ・・・




ヘリを持っていたら

現地に行って、食べ物を運んだり

一人でも、瓦礫や海の中から

救い出せるかもしれないのにって思ったり



ボランティアとして現地に行こうとしたら

二次災害とか

素人が行ったら邪魔になるだけだって言われたり

(本当に邪魔になってしまっては元も子もないし)





だけど、

例えば、夜

淋しい思いをしている子供を

ぎゅっと私が抱きしめることができたら

それだけでも、心の支えになれたりするのかなって思ったり

それだけでも行く意味はあると思うし




例えば、

ギター1本持って、

避難所で歌を歌うことができたら

少しでも、気が紛れたり

少しでも、心が安らかになったりするのかなって思ったり

(全然そんな心情じゃない、不謹慎なって言う人もいるかもしれないけど)





少しでも、力になりたい

助けになれたら

って思う人が、本当にたくさんいて

本当に何かしたいって思う人がたくさんいて

それで色んな情報やメールが飛び交って

色んな意見を言う人がいて

情報をいっぱいいっぱい集めても

何が本当で何を信じればいいのかも分からなくて

でも何かしたくて・・・


少しでも・・・と

義援金や募金をしたりするけれど

それだけでいいのかって思ったり



「無力さ」とか「無力感」「絶望感」を感じて・・・


他にも
いろんなこと、いっぱい考えて考えて考えて・・・




こういう思いを感じている人
私以外にも
いっぱいいるんじゃないかなって思います。







被災した方々は

今日のこと、明日のこと、明後日のことが心配だと思うし

そのための支援が、まず必要だと思います。




でも

たまたま被災しなかった私たちは

今日のこと、明日のこと、だけの支援では不十分で

もっと、長い目をみて、先のことも見据えた

長い意味での復興を下支えしていかなければならないんだと、思います。






経済的にもそう。

東北は、特に、日本のものづくりの重要な拠点で・・・

それらが機能しなくなり

精神的な落ち込みもあるし

買い控えする人も増えたり

企業が耐え切れなくなったら大量解雇が発生する可能性もあるし

さらに消費が冷え込んだり

それこそ義援金も送れなくなったり

復興支援もできなくなってしまったら・・・

悪循環・・・



原発の問題もあるし、

他にもたくさんの問題が残っています。






この絶望感のなか

じゃぁ、どうすればいいのか。

何をすればいいのか。





「今まで通り」というのは

私はあまり納得できない。







「たくさんの、失われた命に意味があるように」


私たちは、生きて、行動していくべきだと思うんです。




「今まで通り」とか
「今までの延長線上」ではなく

「新しい未来を創っていく」べきだと思います。





一見、今までと同じ行動に見えても

その行動に対する「考え方」が違う

「その先に見ているもの」が違う



ひとつひとつのことに、より「感謝」し

「幸せ」をちゃんと感じ

物があふれ、情報があふれたこの世の中で

些細なことでも「幸せを感じることを思い出して」

自分を信じて

行動を起こしていく

その責任が、いま、生きている私たちにあるのかな、と思います。






あいる
2011年3月19日