今の仕事で起業して半年か一年過ぎたころ
たまたまの出逢いからご紹介いただき
ある人気講師さんの
アシスタントという立場で
一年くらいお世話になっていました。
研修のある日は、会場で講師の補佐として
ビデオの録画や音楽をかけたり
ワークで人数が足りない時は
一緒に入ったり、といった感じなのですが
研修のない日でも
事務所でミーティングや勉強会が行われます。
その事務所は、最寄駅から徒歩10分くらいの距離。
(歩くのが遅い私は15分くらいかかっていたかも)
そして、エレベーター無し
(というか私たちは使えない)の
急な階段の三階にありました。
しかも、ノートパソコンが入った重た~い
キャリーバックも毎回三階まで持って上がってました。
で、仕事ですし、講師という仕事柄
研修のない日でも当時はスーツ
を着用していました。
ついでに言うと、自宅から最寄り駅も
遠いので、慣れないヒール(ローですけど)
(この仕事につくまで、ヒールのある靴は
ほとんど履いた経験がありません)で
事務所に行く頃には足も痛くて
正直もうクタクタでした・・・。
そんな状態だったので
真夏は地獄なんです・・・
特にあさイチの出勤は
冷房が入っていない状態。
暑暑暑暑暑暑暑暑暑・・・
そんなある日、その先輩講師から
「木村さん。暑い。って言うのやめましょう!」
と爽やかに言われました。
「えー!!!なんで~!!!
暑いじゃないですか~。」
(と、確か言い返したような)
すると
「暑いと言っても涼しくなるわけじゃないですよ。」
と優しく言われました。
「え~!!!いや、暑いでしょ~」とか
「暑い!って発散しないやってられない」的な
想いを、ごにょごにょと
その方に言った気がします。
そして
「○○さんは暑くないんですか?ムッ」
みたいな 笑
反抗したような気がします。笑
(今思えば、絶対に先輩講師さんの方が
暑かったと思います。
私のなんちゃってスーツみたいではなく
毎回しっかり、ピシッと着られていたので)
その頃、その先輩講師さんから言われ続けていたことは
「マイナスワード禁止」。
暑いも言ったらダメ。
愚痴もダメ。
苦しかった~・・・笑
ですが、私はその方を今でも尊敬するくらい
当時から憧れており
私もいつか○○さんみたいな講師になる!
と決めていたので
渋々ですけど苦笑
その日以来、私は自分から
「暑いですね」というのをやめました。
目の前の方から「暑いですね」と言われれば
「そうですね。」と返事はしますが
「暑いと言わない」と決めました。
あれから約10年・・・。
すると、どうでしょう。
季節の中で夏が一番苦手だったのですが
暑い暑い暑い暑い
と言い続けていたあの頃より
「夏は暑いもの」と諦めがついたのか?笑
昔ほど「暑い」と思わなくなりました。
というか当時の私。
自分では気づいていないくらい
ネガティブワードが多かったんだと思います。
実際に、同時期くらいに出会った
ある大先生にも「ネガティブワードを辞めなさい。」
と言われていたんです。
それまで、そんな指摘を受けたことが
なかったので、自分では気づいてませんでしたが
よっぽど酷かったのでしょうね。
「ネガティブワード」は聞かされる
周りにも悪影響を与えてしまいます。
ある小学校の校長先生がおっしゃていたのですが
「一人のやる気オーラは、3人まで伝染(影響)し
4 人目になると影響 がなくなる」らしく、
それは身近な人ほど影響を受けやすいそう。
だそうですが、なんとポジティブな感情より、
ネガティブな感情の方が感染力が強いらしいのです。
当時の私に、
「ネガティブワード」禁止!
と、はっきり伝えてくださったこと
思考を変えるのに三年くらいかかりましたが
本当に心から感謝です。
そして、とっても
不快な時間を与えてしまっていたこと、
心から申し訳ありませんでした。