中日新聞に、大阪·関西万博の40棟のトイレうち、3棟が約2億円かかる事に関して、その費用でトレーラー型トイレを購入して能登へ贈ったらどうかとありました。素晴らしいアイデアです。今後も被災時に活用できるし、万博を訪れた外国人にも購入希望者が現れると思います。

でも、どんなに素晴らしいアイデアでも実現はしないのでしょうね。東京オリンピックでも常時営業していた食堂で大量の食材が廃棄されたそうです。従業員が不思議に思ったのは、開封された食材だけでなく未開封の食材もワザワザ開封して廃棄した事だそうです。子供食堂を運営している人が提供をお願いしても、衛生面で出来ないと言われたので、冷凍·冷蔵車を用意すると言ったそうですが、とにかく何を言っても提供はしてくれなかったそうです。

オリンピックで使われた国の税金は4,600億円という試算もありますが、万博でも2,350億円の1/3を国が負担するとの事。どんな公共事業も必ず当初の費用の数倍に膨らみますが、最後は税金でどーにでもなるって考えが何処かにあるんじゃないんですかね。

都営地下鉄では、ホームドア設置にQRコードステッカーを開発して費用を20億円から270万円に縮小したってんだから凄いです。

国が参加する事業も大盤振る舞いの思想から脱却して、練りに練ってから着手して欲しいです。私なんてオリンピックも万博も興味がないのですが、誰がやろうって言い出すんですかね。被災者や貧困者対策の方が優先順位が高いと思うのですが。


テレビで被災者支援について放送していたのですが、阪神淡路大震災では、国が復旧するのは公共施設だけで、私財に関しては各自で行うのが法律だからと支出は8兆円だけだった。

その後法律が改定されて、全壊で最高100万円·半壊で最高300万円が支給されるようになって、東日本大震災では国の支出は32兆円に及んだ。しかし阪神淡路大震災は改定前なのでこの法律は適用されず、ガレキ撤去や道路工事の為に負った県や市の借金返済が今後も続く。エー!! 100万円や300万円の給付は有難いけど、ほぼ自力で再建て事? もう災害が来たらポックリ逝きたいです。


震災後、神戸市は以前に戻す復旧ではなく、もっと防災に強い町に作り替える復興を望んだが、国はやりたければ自分でやるのが筋だと支援金は出さなかったが、近年は災害が起きる前に町を作り変える事が提唱されている。

命を守れるし、ガレキ処理だけでも莫大な金と時間が掛かるので、それを考えれば事前に被災の度合いを低くしておく方が効率的なのだそうです。


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