引っ越した。
小さな坊やがいる
家族だった。
随分前に
息子たちの
部屋の
押入れ整理した時に
仮面ライダーの
シールが
出てきた。
お隣の坊やが
仮面ライダー
好きだったら
今度
会った時にでも
あげよう
と 思っていた。
だが
なかなか
会うことなく。
坊やに会えたら
すぐに
渡せるように
そのシールは
玄関の棚に
ずっと
置いてあった。
お隣
もしかしたら
引っ越しかな？
と 数日前から
気配が。
昨日
わざわざ
ご挨拶に
来てくれた。
その前の前に
住んでいたお隣は
いつの間にか
引っ越していったけど。
流石です。
京女
若いのに
しっかりした
京都出身の
ママさんだった。
坊やも
賢くて。
その際
やっと
坊やに渡せた
仮面ライダーシール。
男の子って
車派か電車派か。
仮面ライダー派かウルトラマン派か。
と 分かれる。
聞けば
仮面ライダー派
だったようで。
良かった。
喜んでもらえたよう。
元気でね〜
と 玄関先で
お別れした。
すると
また
しばらくすると
インターフォンの画面に
坊やとママが。
どうした
仮面ライダーシールが
余程
嬉しかったのか？
おばちゃんに
坊やが
くれた
戦隊モノの
絆創膏
おばちゃん
感激
ウチが
ココに
越してきてから
8年。
その間
何家族が
お隣を
出たり
入ったり
しただろうか。
不思議と
お子さんは
小さな坊やで。
お嬢ちゃんだという
家族は
いなかった。
それまでの
お隣だった
坊やたちも
みな 小さいのに
賢く
しっかりしたコが
多かった。
息子たちの
絵本等
歴代のお隣坊やには
よく
もらってもらったもの
だった。
が
こんなことをしてくれた坊やは
初めて
今度のおウチは
おじいちゃん
おばあちゃんの
おウチに
近いらしい。
元気に
健康で
成長して欲しいものだ。