犬と猫の自然療法研究所
Emily's Lab.高橋恵美です。
ただいま我が家に、16歳のシニア犬が暮らしています。
トイプードルのシナモン
シナモンは、
我が家の犬との暮らしのきっかけになった大切な犬。
16年前、まだパピーだった時に
我が家で1ヶ月ほど預かりました。
16年の時を経て、またこうやって再会して
我が家で暮らすって事は
本当にご縁だなぁと思います。
シナモンは、都会のマンション暮らし。
お留守番も多かったため、
ドッグランで走ったことも1度だけ。
ほとんど寝てることが多いシニア犬だと
聞いていたけど・・
お迎えに行って、我が家に着いたら
庭を猛ダッシュ
何か別犬のスイッチが入った模様
家中を走りまわり、
階段は難しいはずだったのに
スタスタ降りて登る
自然の中に入ると
動物の本能が呼び戻されるのか?
ご飯もモリモリ食べ
(ものすごい食欲)
毎日海と松林を走り
庭で日光を浴びて光合成
ものすごく健康的な暮らしをしています
なんだけど
その中でいろいろ問題が見えてきた。
まずは
トイレ問題
お家では、ちゃんとおトイレで排泄できていたはずなのに。
我が家に来てから、
ずーっとマーキングして
うんちもその辺にしちゃう。
トイレシートをホリホリして
どこかに飛ばしてしまうから
このトイレシートを購入
これ、トイレシーツがピタッと固定できるから
外れにくいんです
お家でもマーキングしちゃうことがあって
マナーウェア持参できたので
我が家でも室内では、マナーウェアを装着
家中を足あげておしっこしてるから、
これマナーパットなかったらオシッコだらけだ。
もちろんかぶれ予防で
クレイパウダーばたばたしてから、パット装着
新しい環境に適応するのも大変だものね。
慣れるまでごめんね。
目も見えにくかなっていて
庭の小さな側溝に落ちたり
ほんの少しの段差につまづいたり
要注意だわ。
要求吠えも激しくて
泣き出したら止まらない
・キッチンの柵を外して中に入りたい
・ご飯がたべたい
・遊んでほしい
・わたし達のご飯が食べたい
シニアになると頑固になるのかなぁ
根比べだわ。
1番困っているのが食事
手作りご飯を作っているんだけど
歯がほとんどないシナモンは
上手くご飯が食べられない。
具材を大きくしたり、細かくしたり
野菜は数種類を煮たものをペーストにしたり
食器の角度と高さを工夫してみたり
でも、ボロボロこぼしちゃうのよね。
ご飯終わったあとは一面、ご飯だらけ
ご飯台の高さを変えてみたり
食器をかえてみたり
食材の切り方や大きさを
変えてみたり
とろみをつけてみたり
いろいろ工夫してみたものの
改善に至らず。
シナモンの食べ方のこだわりもあるから
急にいろいろかえてしまうのも
受け入れにくいよね。
急に身体に触るとびっくりしちゃうみたいで
マナーパットを装着しようとして
夫は手を噛まれそうになってた。
歯周病がひどいので
お口のケアをしてあげたいんだけど
本気で噛まれる
たぶん、譲れなくなるのも
シニアの特徴なんだろうね。
シニア期の問題って
介護のイメージが強くて
寝たきりの問題だったり
痴呆や運動障害を思い浮かべていたけど、
実はその前に
老化の問題があったのだ。
1番厄介な
「自分は動けるできる」
と思っていても
身体は老化していて
できなかったりする。
そこで転んだり、ぶつかったり
怪我をするこになる
シニア動物達との暮らしは
基本的に
「1日でも長く生きて欲しい」
その気持ちがベースにあると思う。
その気持ちがあったとしても
時間がなかったり
自分に余裕がなかったりすると
イライラしちゃったり
優しくできなかったりと
自己嫌悪。
私も介護セミナーで学んだり
犬猫友達の介護体験を聞いたりして
普通の人よりも情報量はいっぱいあったはずなのに
それでも
わかっていなかったことがいっぱいあった。
シナモンが16年の時を経て
また私に、いろんなことを教えに来てくれたんだね。
まだ始まったばかりのシニア犬との暮らし
悩みながら、戸惑いながらも
シナモンにとってもベストを見つけて
犬生の後半戦を楽しんで欲しいです。
必ずやってくる愛犬・愛猫のシニア期
今から、準備していきましょう!
Emily's Lab