犬と猫の自然療法研究所

Emily's lab.高橋恵美です。

 

 

 

この子は、黒猫くーちゃん。推定11歳の保護猫

TNRして、地域猫として暮らしていたのだけど

ある日、後ろ脚がブラブラしている姿を

保護団体のIさんが発見して保護。

 

病院で断脚手術を受け、そのままIさんが引き取りました。

その頃から腎機能が悪かったのですが、

ここにきて、一気に腎不全が悪化。

 

しかも、鼻水が止まらないなーと思ったら

耳下腺ガンまで発見されてしまった子。

正直厳しい状況ながら、最期までできることをと

Iさんは投薬などを続けていたのですが。

 

このところ、食事も取れなくなり

水分もダメ。やむを得ず補液をしたりしながら

過ごしていたけど、ふと以前私からもらった

ボーンブロススープを思い出して与えたところ

お薬を混ぜて飲めるようになったと。

 

ストックのスープがなくなってしまったので

申し訳ないけどまだいただけないでしょうか?

そんな連絡がありました。

 

もちろん喜んて作りました!

鳥系のスープが好きらしいので

準備したのが名古屋コーチンのモミジと

無投薬の合鴨のモミジ

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このモミジは、見た目は強烈なんだけど

コラーゲンを多く含む関節部位を多く含むので

スープの栄養素としては理想的な食材

 

今回は、スロークッカーで低温で48時間ゆっくりと抽出した

アミノ酸たっぷりボーンブロススープと

 

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圧力鍋で一気にコラーゲンを効率よく抽出した

コラーゲン豊富なスープの二種類を作りました。

 

いずれの方法でも、大切なポイントは

出てきた脂やアクはしっかりと取り除くこと。

スープを冷やすと上の方に脂が浮いて固まるので

それを丁寧に取り除きます。

 

我が家の子たちのように元気な子は、

良い素材で作ってできた脂は、

それほど気にすることなく飲ませていますが、

 

IBDなど腸疾患の子や、お腹が弱い子

下痢しやすい子、膵炎の既往がある子

シニアや病中、病後の子の場合

脂が負担になることがあるので、しっかりと

取り除いてあげます。

 

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出来上がった黄金色の濃厚スープ

この見た目どうりに、とにかく香りが強いのです!

濃厚なアミノ酸の香りは、嗅覚が弱っているシニアの子や

くーちゃんみたいに鼻に疾患がある子でも、香りを感じやすい。

 

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しかも、出来立てってやっぱり違うのよ。

出来立てホヤホヤをお届けしたところ

 

今まで自分で水分もとらなかったくーちゃんが

このスープは自分で飲みます!と

嬉しい報告が。

 

お薬もスープに混ぜて、ちゃんと飲めるし

スープを飲み始めたら、ご飯も少しずつ

食べるようになってますと、嬉しい変化。

 

これだけじゃなくてね。

 

この他にも、肥満細胞腫の千代丸くん

 

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エイズの子も

ガブガブ飲んでくれてるそうです。

 

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写真では、見にくいんだけど、

この子、両耳が水平にカットされてるの。

ゴミ屋敷の中で多頭飼育されてる時に

どうやらハサミで耳を切られてしまったようで。

 

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レスキューして、里親が見つからず

このままここで暮らしています。

この子もすごい勢いでスープを飲んでます。

 

スープを飲んだ子たちは、

次にスープはないの?と

楽しむにしてくれるようになって。

 

お留守番の時間も、ちびちびとスープを飲んでくれるから、

今までとは比べようもないくらい

上手に水分が取れるようになっているそうです。

 

猫の飼い主にとって腎不全は

頭のどこかによぎる病気

 

猫→シニア→腎不全

 

これを予防するのは、

いかに水分を上手に摂れるかが大きく関わってくると思ってます。

 

 

猫さんだけでなく、もちろん犬たちも。

特にシニアになると、お水を飲みたがらなくなり

脱水気味になり、補液をするという悪循環

そんなお悩みもよく聞きます。

 

この、キャットクリニック獣医師小宮先生の記事にあるように

 

ボーンブロススープは

「経口補液」の役割もしていると思います。

お家で、栄養たっぷりの命のスープを飲めたら

命は喜ぶでしょうね。

 

小宮先生のこの記事もぜひ読んでください。

 

愛猫カッツさんの最期の時、

そして動物が命を終えていくまでについて

とても興味深い話しが獣医師の立場から

丁寧に書かれています。

 

獣医師のわたしが辿り着いた終末期医療とは

 

 

 

そうそう、こんな便利なものがあるの知ってますか?

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我が家のように大型犬がいると

作ってもすぐに消費しちゃうので、あまり出番はなかったけれど。

 

今回、これを使ってお届けしました。

これはseriaで買ったもの。

 

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スープを入れて、キューブ状に冷凍でき

必要な分だけカットして使えるのでロスも少ない。

 

ただ、濃いボーンブロススープだと冷めてくると

ゼリー状プルプルしてくるので、詰めにくくなる前に

小分けしてみて♪

 

続報で。

雨の中捕獲器に入った仔猫きょうだい。

生後2-3ヶ月のこの子達にも

ボーンブロススープを飲ませてくれました。

 

 

怯えたこの子たちも

あったかいスープで少し癒されてほしいなぁ。

 

ボーンブロススープはスープは

仔猫から最期の時間まで

まさに命を繋ぐスープだと思っています。

 

お家の子たちはもちろんだけど

こうやって保護された子たちにも飲んでもらえて

すごく嬉しい。

 

これからも、サポートさせてもらいたいと思ってます。

 

ボーンブロススープのワークショップも

企画中です。

 

またお知らせしますね♪

 

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◆今後の予定

著書「長生き犬ごはん」「長生き猫ごはん」シリーズが大人気の
獣医師林美彩先生を沼津にお呼びして、栄養のお話を聞いたり、愛犬や愛猫の相談会を企画中です。

詳細が決まりましたら、またお知らせいたします。
お楽しみに!

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