犬と猫の自然療法研究所
Emily’s Lab高橋恵美です。
ゴールデンウィークも今日で終わりですね。
みなさんは愛犬・愛猫さんたちとゆっくり過ごせましたか?
混雑・渋滞が苦手な我が家は、遠出することはなかったけれど
いつも以上にゆっくりと海に行ったり、
お散歩したりと自然の中でのんびり過ごす休日でした。
前回の記事にも書きましたが
我が家の犬と猫たちは、毎年1度の主治医の定期検診を受けてきました。
今回、7歳のドーベルマンBeeの右の心臓に、
これまで一度も聴こえたことがない心雑音が聴こえると言われました。
主治医の先生は、とにかく全身をくまなく触り、
目で見て身体を、時には匂いまで嗅いで五感を使って診察をしてくださいます。
犬種や年齢に合わせて、リスクが高い病気の症状が出そうな部位を予測して
特に念入りに診察します。
ドーベルマンの場合、ウォブラー症候群・股関節形成不全などの好発犬種なので
首から末端の神経や関節の動きなど、
首からの骨を1本1本確認し、
指先の1本までじっくりと観察し、動かしていきます。
ドーベルマンは、
拡張型心筋症など心疾患の発症率も高い犬種でもあるので、
心臓の聴診もとても丁寧に時間をかけます。
そこで、今までなかった心臓の雑音が発見されたのです。
そう言われてみると半年くらい前から、
ディスク遊びの時の持久力がなくなって
エンドレスで走り回っていたのが、
途中で休むようになったので
「歳をとったのかな~」なんて話していたくらいでした。
でも食欲もあって、元気もある。
息切れもなければ、咳も出ない。
検診に来ていなかったら、絶対に気づかなかった・・
そして、困ったことに、この症状が出た理由がさっぱりわからない。
左の雑音が聴かれて、症状がで始めるというパターンがほとんどだそうで
右だけに突然聴かれるのはなぜなのか?先生も唸ってました。
【Beeの場合】
・肥満ではなく、適正体重をずっと維持している
・運動もしっかりしていて筋肉もある
・歯も綺麗で歯周病の影響も少ない
・食事もタンパク質メインのバランスの良い食事
よって、生活習慣の乱れによる症状とは考えにくい。
症状からして、
病名として考えられるのは「三尖弁閉鎖不全」疑い。
ということで、より詳しい血液検査を外部に出すことになりました。
2週間かかって結果がきました。(長かった~)
心臓バイオマーカー
NT -proBNPは心筋への負担を数値で表した検査
数値が高ければ高いほど、心臓に負担がかかっているということ。
【Beeの場合、BNT値が1023】
正常の値が900以下なので、若干高くなっている状態
2000を超えてくると投薬を考える値だそうです。
そして心筋障害の有無を判断する
心筋トロポニンは以上なしだったので、
心配していた心筋症の疑いはなくなりました。
そのほかのCKや、肝臓・腎臓などの血液検査も以上なし。
主治医からは、
・心筋症の心配はないものの、
弁膜症の症状が少し出始めているから半年後にもう一度チェック
・強制的に走らせるようなことをしなければ、通常通りの散歩や運動をして大丈夫
・食事も体重も、今までどうりでOK
・歯のケアもこのまま続けることがとても大切ですと。
ということで、少し安心できました。
今回の異常も、主治医の丁寧な診察がなかったら見つからなかったと思います。
心臓の聴診を、右・左だけでなく場所を変えてとことん音を聴く。
この先生以上に、じっくり診察してくれる先生に出会ったことがない!
先生の技術と経験はもちろんなんだけど、
もうひとつのポイントは
生まれてからずっと、同じ先生の診察を受けていたことが
ものすごく大切だったと思うのです。
去年までとの違いが明確だったからこそ、
症状が出るまでの時間が特定されました。
「いつから」
これが明確にわかるだけで、原因が見つかりやすかったり
いろんな可能性を探ることができるから。
今回、心臓に異常が見つかったことはショックだったけれど、
もし今回気付かなかったら、
大好きなディスクをエンドレスにさせてしまっただろうし
細かい変化も見逃してしまっただろう。
自覚症状が出た時には、
かなり病状が進行してしまっていたはず。
でも、今なら進行を防ぐこともできるし
まだまだできることはたくさんあります!
このために、たくさん学んで、いろんなプロと出会ってきたのだから。
まずは、栄養面からサポートを強化。
早速、林美彩先生に相談して、今後の対策を一緒に考えてもらう予定。
歯のケアもものすごく重要になってくるので、
クレイ歯磨きにプラスして、エリスリトールも続けてみます。
今回、いろいろ調べてみて、やっぱり口腔内のケアってものすごく大切。
風邪は万病の元よりも
歯周病菌は万病の元って言ってもいいんじゃないかとさえ思う。
あとは水分摂取ね。
主治医からも、水分を多く摂るようにと言われています。
ただ、水をガブガブ飲ませればいいってものではなく、
ちゃんと吸収できるように摂取させること。
そしてちゃんと、水を排泄できるようにしていかなくてはと思っています。
今回の心臓の異常は、あらためて食生活や日々の環境や運動について考え直す良いきっかけになりました。
実は、この心臓の異常の原因に心当たりが一つだけあるのですが・・
今は、いろんなネットワークを通じて因果関係をリサーチ中です。
もしこの原因が、心臓に影響を与えているとしたら、できることがまだまだあります。
「情報・知識」があることで、ただショックを受けたり、悲しむだけじゃなく
できることを見つけられます。
飼い主として、もしもの時に行動できる自分でありたいと思っています。
もし今回のように
愛犬や愛猫に病気が発見されたらどうしますか?
どこで情報を得て、誰に相談しようか。
どの病院でセカンドオピニオン受けようか・・
元気な時に、考えておくといいですね!
私の経験も、お役にたてるようシェアしていきます。
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◆今後の予定
著書「長生き犬ごはん」「長生き猫ごはん」シリーズが大人気の
獣医師林美彩先生を沼津にお呼びして、栄養のお話を聞いたり、愛犬や愛猫の相談会を企画中です。
詳細が決まりましたら、またお知らせいたします。
お楽しみに!
Chicoどうぶつ病院
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