先日、
静岡県立こども病院 神経科主催の
「患者さんのための胃瘻セミナー」
に参加させていただきました。
【胃瘻からの栄養】
そう聞くと、
多くの方が高齢の方を思い浮かべると思います。
正直なところ、私も
口から食べられない状況になって
生きる喜びはあるのかなあ
そう思うこともありました
ところが、こども病院の先生は
とにかく、生きていることが大事なんだと
そう何度もお話しされていました
今の医療は
ものすごいスピードで進化していて。
5年前には、まったく治らなかった病気や症状でも
現在では、画期的な治療法がみつかって
完治したりすることも珍しくはない。
だからこそ、
どんな方法であっても
栄養をとり
身体を作って
その治療法に出会えるのを待つ
そういう意味でも
胃瘻からの栄養は
疾患や、障がいをもったお子さんの栄養として
大切な栄養方法になっているのです
これは、子ども用胃瘻チューブセット⇩⇩
こども病院では、
チーズハンバーグや、グラタンなど
子供達も大好きな
家族と同じメニューを
ミキサーにかけて、
胃瘻から注入する方法などもアドバイスしています
家族と同じご飯を
食べ物のにおいや、
温度を感じながら
一緒に食事をする感覚を味わう
それが、胃瘻から栄養をとることで可能にします
このシリンジで、
ミキサーにかけたハンバーグなどを注入します
注入しながら、
食べ物の温度や匂いで
ハンバーグを胃の中で感じられることもあるそうです
口から食べられないから
胃瘻を作って直接胃の中に栄養を送る
それもひとつの目的だけれど
胃瘻栄養によって
得られる満足感や
広がる可能性は
とても大きいのだとわかりました。
いまは、ペットたちにも
胃瘻・食道からの栄養給仕は珍しくありません。
「そこまでして生かすのか」
そういう意見もあるかと思うけれど。
生きるために決意するという
飼い主さんの思いもよくわかります
こちらのサイトでも手術例が紹介されています
子どもも、ペットたちも
寝たきりになったお年寄りも
自分の意思で胃瘻手術を受けるのではないからこそ
みんな悩むのだろう
でも、本当に大切なことは何か?が
答えなんだと思う。
それは、その家族にしかかわらない答えで
出した答えを否定することはできないよね
マロンも、
胃瘻から、栄養のあるご飯を入れてあげたら
もっと長生きできたのかな・・
そんなことも思ったりして。
だからこそ、
1日1日を大切に
そして、一食一食を
大切にしていきたい
emily