人とわんこの
ホームセラピストemilyです
9月10日は、日本盲導犬センター富士ハーネスの里で
【慰霊式】が執り行われ、
この1年間で亡くなった犬たちの旅立ちを見送りました
富士ハーネスでは、21頭の犬たちが旅立ちました
ユーザーさん、パピーウォーカーさん
引退犬飼育ボランティアさん、職員の皆さん
そして私のような、ケンネルボランティアなど
亡くなった犬たちに関わった、たくさんの人たちが
感謝の気持ちで祈りました
この日は、敷地内にある
先に旅立った仲間達が眠る場所に、納骨も行われました
白いカーネーションを献花し
参加者全員でお見送りしました
この日は、盲導犬と一緒に暮らしているユーザーさんも
数多く参加されていて、私もご一緒させていただきました
(ユーザーさんに写真撮影の許可をいただいております)
慰霊式・献花・お茶会
「お仕事中」の札を身につけてしっかりお仕事
お茶会中も
黙って、ユーザーさんの足下で待ち続けます
ところが、ご自宅でハーネスを外すと
それはそれはリラックスして
普通の家庭犬に戻るそうなんです
盲導犬としての姿しか見てないので、ちょっと信じられない!
本当にすごいなあ、盲導犬たち。
年間100頭の盲導犬候補が誕生し
そのうち盲導犬になれるのが、4割程度(以前は3割ほどだったそうです)
あとの子達は、キャリアチェンジ犬として
飼育ボランティアのお家の家族になります
1頭の盲導犬の誕生には
本当にたくさんの人や、犬たちの力が必要です
「盲導犬は人間のエゴ」
そんな批判的な声も聴かれます
でも、盲導犬候補として生まれ
訓練を受け、盲導犬として仕事をしている犬たちを見ていると
いろんな感情抜きで、ただただ感謝の気持ちしかありません
富士ハーネスのトイレに
こんなポスターが貼ってありました
「信号、青ですよ」と
声をかけてもらって喜んでいたわ
たったひと言でも助かるから。
そう会議で言っています(笑)
盲導犬と歩いている時に、ユーザーさんに
「大丈夫ですか?」
そのひと言がかけられる世の中になったら
悲しい事故もなくなるかもしれない
お仕事中の盲導犬に
話しかけたり、触ったりすることはできないけれど
ユーザーさんに、ひと言かけることはできると思う
ボランティアや、募金だけでなく
そんな小さなことが、支援につながっていくのだと思います
会場に、とても印象的な写真がありました
亡くなった盲導犬との思い出のメッセージとともに
飾られていました
この写真だけで
言葉はいらないとおもいます
ありがとう、盲導犬たち・・
emily