田辺聖子と与謝野晶子 | 田中愛子オフィシャルブログ「幸せのレシピ」Powered by Ameba

田辺聖子と与謝野晶子

田辺聖子さんは樟蔭女子大学国文科のご出身。樟蔭学園の中に「田辺聖子文学館」がある。幼い頃の写真から、学生時代の様子、何と言っても圧巻なのはその著作集の数の多さ。壁一面に華やかな装丁の本が並ぶ。与謝野晶子と田辺聖子は大阪が生んだ二大女流作家。田辺聖子さんは、「千筋の黒髪」という著書で与謝野晶子の生涯を書き、年の離れた鉄幹に一途な恋心を貫いて結婚し11人の子供を育て、その家計費をほとんど賄うほど歌を書き、仕事をした女性である。そのすべては「鉄幹の愛」の表れであると田辺聖子さんは書いている。田辺聖子さんにも通じる女性として、仕事をする女流作家として全てを愛した人生讃歌がこの特別展にはあり、深く心打たれました。田辺聖子さんが通った頃の当時の写真は、私が中学校に入学した昭和37年当時のまま。懐かしくもあり、時間の経過を感じる瞬間でもあり。館の最後のコーナーは数々の受賞の展示に業績の大きさをつくづく感じ入り「すごいなぁー」とおもったとたん、田辺聖子さんの執筆していたお部屋やお洋服の展示を見ると、何と可愛いい女性なのかとも同時に思わせるしなやかで豊かな人柄が伺えます。良い時間を過ごせました
東大阪小阪「樟蔭学園」内にある「田辺聖子文学館」にお時間があれば是非お立ち寄り下さいね!