「こんどの土曜日、品川水族館に行きませんか?」
こんなゴキゲンな企画をしてくる女の子は要注意だ。サラリーマンだったら、そうだな、昼休みの5分前くらいに、お腹いっぱいで幸せなひとときを楽しんでいるときに、そんな悩ませる話を持ってきて「あ! もう1時だ! それじゃぁ考えておいてね☆」なんてキラッキラの笑顔で言ってくる女の子ほど危ないものはない。
なんでボクが水族館が大好きだって知ってるんだ?
品川水族館は行ったことがない。陰謀だ。
あらかじめ水族館好きをリサーチしていて、今度の土曜日のボクの予定がないことまで調べ上げる女の子はかなり要注意。そんな女の子はきっとマンコガバガバで、セックスの最中に「潮」といいながらおしっこを垂れ流し、つくりあげた喘ぎ声をわめき散らして、ムダにスタイルが良いに違いない。
もちろんそんな誘いは断固として受けるよ。
大好きな水族館に行ったって、彼女のフンパツして着てきた、アンゴラ入りセーターから見える胸の谷間にしか興味がないんだよ。カニを見れば「喰いたい」と言い、フグをみれば「フェラチオうまそうな口」とか下ネタしかでてこない。そのうち彼女もウツボをみて「ありえないくらいでかいチンコだ!」とか言い出すからもう水族館なんてどうでもいい。動物的なセックスがしたくてラブホを探すんだ。
それで彼女の思うつぼ。
こういった状況でやってしまうのは100%男の責任になるんだ。ボクが弱いのかな? 結局付き合うことになる。ボクの恋愛経歴書にひとつ傷がつく。会社に行くとよくわかるよ。彼女となかの良い女の子から「聞いたよー」とか、身の毛がゾッとする笑みがくる。終わりだ。転職しよう。こいつを殺して、ボクも死のう。って思うんだ。
ボクはそんな女の子の誘い方が嫌いだ。
えーと。
嫌いってほど嫌いじゃないってことにしておこう。
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