理想の仕事ってなんだろう。

 

この究極の問に、転職活動の間は否が応でも向き合うことになる。しかも、新卒の時の就職活動のそれとは違う。仕事に求めるものが以前より増えているからだ。でもそれは、理想を定義するには至らない。

ワークライフバランス、責任のある仕事、グローバル、どれも大切やけど、「何」がしたいのかの問いには答えてくれない。

 

それでもいい、という考え方もある。ある程度幸せに仕事ができるなら、「何」はそれほど大切な要素ではないのではないかと。「何」から幸せを感じる人もいるけど、そういう人ばかりでもない。私や、多くのコンサルタントはどちらかというと後者のタイプが多いんではないかと思う。もう少し正確に言うと、「何」にもやっとキーワードはあって、ただそれと心中したいほど好きかと言われるとぐっと答えに詰まる。

 

そして、そういった状態で決断を迫られることに漠然とした不安を感じている。不安自体は健全なことに思われる。ただ、不安を終わらせるために決断をすること自体は避けたい。