私が布団を敷いていると、息子たちが、ふざけて、敷き布団の下に潜り込みました。

そのあと、寝る前に、布団の中で、私がふと思いついたお話をしてみました。

布団の下から、地下の世界に転がり込んだ、息子たちが、もぐらくんたちを困らせているオニたちと、それぞれの得意技(側転キックとでんぐり返しアタック)を使い戦って、もぐらくんたちを救う、という桃太郎のような簡単なお話です。

怖くないように、できるだけ明るく淡々と話したつもりでしたが、薄暗い部屋で、私の声のみで聞くお話は、臨場感があったようで、3歳の次男は、途中で、急に布団から出て、走って部屋の電気をつけに行っていました。

6歳の長男は、とても面白がっていました。終わってから「違うお話もして!!」とリクエストがありましたが、私の創造力が及ばず。

本を使わず、お話をするのって、面白いなと思いました。

話している私自身、もぐらくんやオニの、表情や毛並みなどまでリアルに想像していました。

そのあと、講習会などに参加して、長年子どもたちに語って来られた方々から、子どもたちの生き生きとした反応を伺うと、お話への関心はますます高まりました。

まずは、一つ覚えて、わが子に語ってみるぞー!
いつかは、たくさんの子どもたちに語りたいな☺️

語りの名手、松岡享子さんの、お話の入門書です(写真はNo.1〜4ですが、No.7まであります)。お話の基本的なことが丁寧に読みやすい言葉で書かれていて、大変勉強になりました。


『お話とは(レクチャーブックス お話入門1』
『選ぶこと(レクチャーブックス お話入門2』
『おぼえること(レクチャーブックス お話入門3』
『よい語りー話すことⅠ(レクチャーブックス お話入門4』
松岡享子/著
(東京子ども図書館)