側転がきれいにできていることを褒めると、
「最初はこわくてできなかったんよ。でも、僕ならできると思って、勇気を出してやってみたら、できたんよ。」

1000ピースのジグソーパズルを前にして、
「難しければ難しいほど、僕には楽しいんよ。」

6歳の長男の最近の言葉です。
私、もうびっくりしました。

超負けず嫌いの頑張り屋で、負けたり失敗したりすると、悔し涙を流しながら叫ぶことも多かった長男。

今もたまにありますが、そう言えば、泣き叫ぶことがかなり減ったなぁと思います。

長男の心の中で、こわいという感情を認めながらも、自分を信じて挑戦する心意気や行動力、また、難しさを楽しむという前向きなチャレンジ精神が育っていることに、さらに、それを上手に言葉にできることに、親バカながら、感動してしまいました。

モラルなどを教える目的で本を読むのは苦手ですが、心躍る面白い本を、ただ楽しむ中で、奥の方から、人生の知恵のようなものがじんわりと伝わってくるお話は、いいなぁと思います。

最近、毎日、長男と昔話を楽しんでいますが、特に昔話には、そのような力が強いなと感じます。

昔話の主人公は、大抵どんな困難にも打ち勝ち、望みのものを手にします。

困難に対する抵抗力やそれに立ち向かう勇気が自然と育まれていくのではないかと思います。


『世界のむかしばなし』(のら書店)
瀬田貞二 文
太田大八 絵

『日本のむかしばなし』(のら書店)
瀬田貞二 文
瀬川康男・梶山俊夫 絵


『グリムの昔話(1)野の道編』
(童話館出版)
矢崎源九郎・植田敏郎・乾侑美子 訳
川端強 編

最近子どもたちと楽しんでいる昔話の本です。さし絵はやや少なめで、絵本ではありませんが、5,6歳から楽しめると思います。
ぜひ読んでみてください☺️