お月さまが
ふと下を見ると、
池の中にも、お月さまが
いるではありませんか!

その月と友達になりたい
お月さまは、
月のぼうやを呼び、
下の月を連れてくるように
頼みます。

月のぼうやは、
元気よく駆け下ります。

途中でうっかり
星を蹴飛ばすと、
星は流れ星に。

飛行機のそばを通ったり、
渡り鳥の群れに入ったり、
色々ありながらも、

無事に地上にたどり着き、
池の中でお月さまを見つけます。

月のぼうやが連れ帰った
お月さまに、
空のお月さまも大喜び。

月のぼうやが
連れ帰った月とは、
いったい何だったのでしょうか☺️


『つきのぼうや』(福音館書店)
作 イブ・スパング・オルセン
訳 やまのうちきよこ

本の縦長の判型が、
空の高さを
効果的に表していて、
オシャレです。

イブ・スパング・オルセンは、
1921年デンマーク生まれの
画家・イラストレーターです。

デンマークでは、
誰もがオルセンの絵を使った本で
ABCを学んでいると言われるほど
身近な存在の国民的画家です。