5歳の長男は、
元々甘えん坊なタイプで、
弟が生まれるまでは
私にべったり、伸び伸びと
落ち着いていたように思います。

ところが、
2歳の時に弟が生まれてから、
お母ちゃんを横取りするライバルが現れたとばかりに、
荒れてしまいました。

上の子ファーストを実践したり
長男と二人きりの時間を作ったり
色々してみても、

そのことで落ち着くと言うよりは、
お母ちゃんと二人きりで楽しかった頃を思い出してしまい、
弟のいる生活に戻ると、反動でさらに荒れる、、
というような状態で
私もどうしたらよいかわかりませんでした。。

そんな時、私は、
わらをも掴む思いで、

幼い弟の誕生に
戸惑い嫌になりながらも、
次第に弟を受け入れ成長する
お姉さんの姿が描かれた絵本を
読んでみましたが、

長男は嫌がっていました。

これ、本当に良くない選書でした。

良いお兄さんをなることを
押し付けられたように
感じてしまったんだと思い、
すごく反省しました。

それからは、
あなたが大好きだよ〜
あなたが大切だよ〜
ちゃんと見てるよ〜
と伝わるような絵本を読むようにしました。

妹や弟への感情を通して、
お兄さんやお姉さんの成長を描く
よい絵本はたくさんありますが、

そのような絵本は
あえて、読まないようにしてきました。

今回、この絵本もどうかな〜と思いましたが、
長男に読む前に一人で読んでみると、
お兄さんであることを押し付けるような絵本ではないなと思い、
長男とも読んでみると

とても気に入って、
何度も読んでいました!


『いもうとのにゅういん』(福音館書店)
作 筒井頼子
絵 林明子

いつもお気に入りのお人形を妹に勝手に使われて、
怒っていたあさえでしたが、

妹が盲腸で入院することになり、
妹を喜ばせるために
お見舞いに持っていくものを一生懸命考えます。

長男は、この絵本を読んで、
「ぼくも、○○の時、△△(弟)の
ためにお菓子残してあげたね!」
と、得意顔で話してました。

普段は少し厄介に思っていても、
本当は妹を大切に思っている、

そんなあさえの姿に
共感したのかなと思うと
心が温かくなり嬉しく思いました。

日々兄弟げんかの仲裁をしていると、
ついいつもけんかばかりしていると思ってしまいますが、

よく思い返すと、
弟に優しくしてくれたり、
仲良く遊んでくれたりもしています。

素晴らしく良いお姉さんにぐーんと成長するのではなく、
ちょっぴり成長するあさえの姿が
子どもの共感を呼びやすいのかな、
と思いました☺️