おはようございます。
蝉がせわしく鳴く朝。


昨日は、先日指摘された脳転移の治療に
近くのガンマナイフの病院に行きました。


私は、息子が熱を出していたので、
色々買い物すませ、食事の準備して仕事へ。


主人は、自転車で病院へ。


私は少し早く仕事終えて迎えに行くつもりだったのですが、治療が気になるので、
時々LINEしてもらいました。


「MRIとって、
   腫瘍19個やってさ。」


というLINE。



19個ガーン



前は、5〜6個だったんですよ。


前の小脳に当てたガンマナイフの跡が少し小さいのが残ってて、それが散らばったのかなぁと。




だいたい、5つくらいならガンマナイフしてくれますが、10個でもこの病院の先生はしてくれる。


全脳照射は避けたくて。


2回に分けて、休憩挟んで治療してくれることになりました。





私も終わる1時間前くらいに到着。


そしたら主人が治療室から出てきました。



あまりにつらくて、トイレも行きたくて、
一旦中止して出てきたようです。



「お水が病室にあるから取ってきて。ストローも。薬飲むわ!と。」



金具をつけているので、
ストローでないと飲めません。


薬とは、オキノームです。





金具をつけているので頭痛がするし、
重いので首も辛そう。
休憩の間もずっとつけてます。

そりゃ、頭に穴を開けて金具を固定しているので、治療が完全に終わらないと外せません。




ミスチルの音楽を流してもらっていたけれど、
音も無音にしてもらって、
ラスト35分頑張ってくれました。


トータルで4時間弱くらいになったかもしれません。





ジオトリフは分子標的薬なので、
通常の抗がん剤よりは脳転移にも効いてくれそうですが、ジオよりタルセバの方が脳転移には効くようです。


でも、19個、すべて治療してくれた先生に感謝。



私、正直この1年半、ほんとになかなかいいドクターに出会えませんが、
このガンマナイフの先生は、とてもいい先生です。

患者さんのことを考えて治療してくださるし、
質問にもきちんと答えてくださる。
こなしてる感もなく、向き合ってくれる。



そして、今の病院でフォローのためにMRIとって、また治療前にこちらでMRIとって、と二重になるので、主治医と相談して脳転移に関してはこちらの病院でフォローもできますので、電話してくださいと。


優しい声で、医師らしい振る舞い。

あー、この先生に出会えて良かった。





気になる小脳については、
主人も同じ質問をしたらしく、
前に残っていたとしてもう一度評価したけれど、
MRIはPETと違って、フレッシュではない炎症跡とかも造影剤が染み込んで染まってしまうので、フレッシュなものではないとして、今回は治療してませんと。


ということは、19個すべてフレッシュなものですか?と問うと、



残念ながらそういうことになりますね。




と。



でも、ガンマナイフで見つかるもの全て治療してくれた。


モグラ叩きにはなってしまうけど、
先生なら少し安心かな。


あとは、髄膜炎だけは気をつけたい。






でも無事終わってやれやれです。
数ヶ月後には消えてほしい。



米つぶのような小さな脳転移は、
肺腺癌で4割くらいを占めるかなり高確率に出る合併症というか転移なようですね。




本当になかなか癌のやつ、
せっかく肺でマシになっても、
ほかのところまで血液にのってきてしまう。


てことは血液にもいるんだな。癌。






主人、やはりあんまり元気なくて、


「去年は1年くらいは余裕でいけると思ってた。
   
    死ぬって、身体がこんな風に弱っていくんやなって、実感する。
    


    ⚫️⚫️(私の名前)、死ぬの怖いわ。


   死ぬことが本間に怖くて、不安。 」





そんなことを話します。
身体をさすったり、そうよな、って共感することしかできん。




病気をする前は、



「死ぬことは全然怖ないねん。
    ただ親よりは先に死ねんな。」って、言ってた。



すごく外で人に気をつかう人で、
親にも兄弟にも、気をつかう人。


だから、わたしと久々1日いられたときに、


「今日は良かった、⚫️⚫️と1日一緒におれて。  
 
   おれ、⚫️⚫️とおったら楽なんやな。

    気もつかわへんし。」と。


あと、父のところにせっせと通って病院で
父をみていたときに、



「うらやましいわ、親父さんが。」



ってそうつぶやいてて。




なんか色々思い出した。





死ぬことが怖い、メッチャ怖い。




そんな言葉、主人から聞くとは思ってもなかった。


強い人だし、潔くて。
優しくて、でも荒々しい。
そんな人。



私は死にたくない、死ぬのなんて怖いって、
言い続けて、もし私が癌になったら、
ずっとグズグズ泣いてるかもしれないけど、

きっと、この人は、
死ぬことなんて全く恐れず、
親には心配かけて申し訳ないなって
そこで、泣くことはあっても、
怖さで泣くことはないと思ってた。





いつも言うこととは、案外逆なのかな。





私の方があっさり受け入れできたりするのかな。






絶賛夏休み中の我が家。



まだまだ相手をしてほしい小3の娘。



宿題が手につかない息子。


気持ちはあるけど、何毎も前に進まない娘。



そして、元気のない主人。






私は、少しでもと働くし、
残業も出来るだけする。



でも、家族の歯車は少しだけ狂ってて、
みんなが前向きではない感じ。
どこかみんなストレスがある。


向き合うと衝突するし、
放置すると生活リズムもやらなければならないこともせず乱れる。




また長文になりました。
今日も読んでいただいてありがとうございました。照れ