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MNPの“キャッシュバック”はどれだけお得? 条件は?――都内の店舗を調べてみた

ITmedia Mobile3月7日(金)23時34分

MNPの“キャッシュバック”はどれだけお得? 条件は?――都内の店舗を調べてみた
量販店やキャリアショップに足を運ぶと、「他社からのりかえで○○円キャッシュバック!」といった案内をよく目にするようになった。3月は携帯電話の商戦期ということもあり、こうしたキャッシュバック合戦がいっそう白熱している印象だ。このキャッシュバック目当てでMNPをするという人も多いだろうし、その是非はともかくとして、スマートフォンを購入する際の重要なポイントの1つになっていることは確かだろう。

 読んで字のごとく、キャッシュバックは「お金が戻ってくること」だが、本当にスマホを乗り換えるだけで現金が手に入るのだろうか。そこで、キャリアのオンラインショップと、都内のドコモ/au/ソフトバンクショップ/量販店の数店舗で、MNPでスマートフォンを購入する際に、具体的にどんな特典を受けられるのかを調べてみた。キャンペーンは期間限定のものが多いので、今後も定期的に調査していきたい。

●キャリアが公式に実施しているキャッシュバックキャンペーン

 キャッシュバックというと、店舗が独自で実施しているイメージが強いが、最近はキャリアが公式に実施したり、オンラインショップでも展開したりしている。

 ドコモオンラインショップでは、2013年7月12日から2014年3月16日まで、MNPでXiスマートフォンに乗り換えると、2万円のキャッシュバックを受けられる。さらに「Xperia A SO-04E」や「GALAXY S 4 SC-04E」など一部の機種は3万円が増額されて計5万円となる。2万円/5万円は毎月の利用料金から割り引かれ、全額割り引かれるまで、利用料金は0円になる。

 ドコモのiPhoneについては、2013年12月2日から2014年2月16日までキャッシュバックキャンペーンを実施していた。その内容は、期間内にドコモオンラインショップで「iPhone 5s」「iPhone 5c」をMNPで購入し、かつ「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」を契約すると、2万円または5万円が利用料金から減額されるというもの。割引額は当初は2万円だったが、2月1日から16日までは5万円に増額されていた。

 KDDIは、iPhone 5cを新規またはMNPで購入すると、最大1万円をキャッシュバックするキャンペーンを2013年9月20日から11月28日まで実施していた。こちらは郵便為替となり、契約月を含めた5カ月後以降に請求書送付先に発送される形だった。

 ソフトバンクモバイルオンラインショップは、2月21日から3月16日まで、MNPでiPhoneに乗り換えた人を対象としたキャッシュバックキャンペーンを実施している。キャッシュバック額はiPhone 5sが2万5000円、iPhone 5cが1万円で、こちらはJCBギフトカードがプレゼントされる。キャッシュバックを受けるには「パケットし放題フラット for 4G LTE」への加入が条件となる。さらに、(オンラインショップ限定ではないが)「のりかえサポート」によって本体価格から2万1000円が割り引かれる。iPhone 5s/5cに機種変更をした場合も1万円分のJCBギフトカードが贈られる。

 ソフトバンクのAndroidスマートフォンについては、オンラインショップ限定のキャッシュバックキャンペーンはないが、MNPで購入すれば「のりかえサポート」が適用され、本体価格から最大2万1000円が割り引かれる。

●キャリアショップ:ドコモショップで「現金キャッシュバック」を確認

 続いて、都内のキャリアショップの施策も確認してみた。調査期間は3月1日~7日。なお、施策はショップによって異なり、また期間限定の場合もあることを留意いただきたい。

 まず、近所のドコモ/au/ソフトバンクショップに確認してみた。

 ドコモショップではiPhone 5sとAndroidスマートフォン5機種「ARROWS NX F-06E」「Optimus it L-05E」「AQUOS PHONE si SH-07E」「MEDIAS X N-06E」「docomo Disney Mobile on docomo F-07E」にMNPで乗り換えると現金5万円が、iPhone 5cに乗り換えると現金2万円が「その場で」キャッシュバックされるとのこと。2年契約、「Xiパケ・ホーダイフラット」や「Xiパケ・ホーダイライト」などのパケット定額サービスへの加入が条件となる。

 auショップでは、MNPでiPhone 5sに乗り換えると、本体価格から5万円が割り引かれる。iPhone 5cに乗り換えると、16Gバイトモデルが一括0円、32Gバイトモデルが一括1万円となる。LTEフラットとauスマートパスへの加入が条件となる。

 ソフトバンクショップでは、iPhone 5sかiPhone 5cにMNPで乗り換えると、本体価格から6万8040円が割り引かれる。ただし条件として、3G通信機能を内蔵した「スマート体組成計 301SI」の契約が必要になる。

 別のドコモショップでは、MNPでiPhone 5sまたは夏モデル(Androidスマートフォン)に乗り換えると、本体価格が一括で0円になり、現金5万円がその場でキャッシュバックされる。販売価格は指定オプションへの加入が条件となる。

 別のauショップでは、MNPで「HTC J One HTL22」「Xperia UL SOL22」、iPhone 5sに乗り換えると2万円、「isai LGL22」とiPhone 5cに乗り換えると1万円のキャッシュバックがある。内容は商品券で、その場で受け渡しか後日郵送を選べる。「auスマートパス」と、「ブックパス」「ビデオパス」「うたパス」のどれか1つ、Apple Care、ほかもう1つサービスへの加入と、2年契約の対象パケットプランへの加入など、条件は多い。

 別のソフトバンクショップでは、MNPでiPhone 5sに乗り換えると4万円、iPhone 5cに乗り換えると2万円の商品券をプレゼントしている。フォトフレームなどほかの通信機器との契約は条件にはない。

●量販店:商品券のプレゼントが多い ポイント還元の店舗も

 都内量販店でも複数の店舗を調べてみた。調査期間は2月28日~3月7日。

 A店では、ドコモ、au、ソフトバンクのAndroidスマートフォンにMNPで乗り換えると、1万円、1万5000円、2万円などの商品券をプレゼントしていた。端末代から値引きをしている製品もあった。いずれも2月28日までの期間限定キャンペーンだった。

 B店では、ドコモのiPhone 5sにMNPで乗り換えると、16Gバイトモデルが一括0円になるほか、1台につき2万円の商品券がプレゼントされる。さらに、家族4人で乗り換えると最大32万円もの額になる。発売されたばかりの「AQUOS PHONE Xx mini 303SH」にMNPで乗り換えると一括0円になり、1台で1万円、2台で6万円、3台で12万円の商品券がプレゼントされる。2月28日までの限定だったが、ウィルコムの「AQUOS PHONE es WX04SH」を、新規・機種変更・MNPで購入すると、最大5台で27万5440円が、毎月の利用料金から割り引かれるキャンペーンも行っていた。

 C店ではドコモ、au、ソフトバンクいずれもMNPで対象機種に乗り換えると、ポイントを還元するキャンペーンを実施している。ドコモの場合、MNPでXiスマートフォンに乗り換えると2万ポイントを還元する。さらに平日限定の特価セールとして、iPhone 5sに乗り換えると16Gバイトモデルを一括1万9800円に割り引くか、分割なら5万ポイントを還元すると案内していた。

 auは指定オプションの加入でiPhone 5cにMNPで乗り換えると、16Gバイトモデルを一括1円にすると案内。ソフトバンクではiPhone 5sを2台同時にMNPで購入すると、端末価格が計2円となり、さらに2万ポイントを還元する。3台なら計3円、3万ポイント還元と案内していた。いずれも指定オプションへの加入が必要。C店と同系列の別店舗でも、同様のキャンペーンを確認できた。

 D店では、それぞれMNPで乗り換えると、auのiPhone 5sは1台で1万円、2台で6万円、3台で12万円、ソフトバンクのiPhone 5sは1台で1万5000円、2台で8万円、3台で15万円、303SHは1台で1万円、2台で6万円、3台で12万円の商品券を得られる。条件はMNPのみ。こちらは後日店頭に引き取りに行く形となる。

 E店では、MNPでソフトバンクのiPhone 5sに乗り換えると、1台で1万5000円、2台で8万円、3台で15万円、iPhone 5cに乗り換えると1台で3万円、2台で10万円、3台で18万円の商品券を得られる。こちらは即日受け渡し。ただし「PhotoTV」(端末代込み)か「みまもりGPS」のどちらかを2年契約する必要がある。

 併売店でも同様のキャンペーンを実施しているところが多い。例えばある店舗では、MNPでiPhone 5s(16Gバイトモデル)を購入すると、一括0円になるほか、1台で1万円、2台で4万5000円、3台で10万円のキャッシュバックがある。条件は2年契約、オプションサービスへの加入、フラット型パケット定額サービスへの加入、有料コンテンツ×3件など。キャッシュバックは現金だが、購入30日後に自分で応募サイトに口座を登録することが必要で、応募が完了すると3カ月以内に口座へ振込まれる。

●まとめ

 確認した限り、キャッシュバック(特典)の内容は以下のとおりに分類できる。

・現金(その場で手渡し、郵便為替、振り込み)
・商品券(その場で手渡し、後日郵送)
・端末価格から割り引き
・利用料金から割り引き
・ポイント還元

 最も多かったのは商品券で、端末価格や利用料金からの割り引きもよく見られた。機種では、AndroidスマートフォンよりもiPhone 5s/5cが優遇されている店舗が多い。

 注意したいのがキャッシュバックを受けるための「条件」だ。2年契約やフラット型パケット定額サービスへの加入は、多くの店舗で必須としている。KDDIはauスマートパスの加入を必須としている店舗も多い。ソフトバンクはスマート体組成計、デジタルフォトフレーム、みまもりGPSなど通信機器の契約を条件にしているところもある。

 キャッシュバックの内容と条件を確認した上で、購入する店舗を決めたい。