やりたくないことでも、
みんなのために
やらなければならない。
やりたくないことをやって、
みんなから認めてもらえる存在にならなくちゃいけない。
妻だから。
母だから。
仕事の立場がこうだから。
人生とはそういうもの。
そこから学ぶことがあるのだ。
かつての私はこういう考えだった。
ちゃんとした人になりたい。
ちゃんとしないといけない。
ちゃんと出来ないやつは、つまらないやつだ。
幼少期から、
こういった考え方の両親から育ったことで、
長女の私は、
とても品行方正に生きてきた。
小学校1年生の時に、
担任の先生からみんなの前で怒られたことがあった。
理由は、
ちゃんとやらない子を、茶化してしまったからだった。
普段怒られたことがない、優等生だった私は、酷く傷付いた。
だって、今でもその光景は忘れられないから。
ずーっと引きずってしまうくらい、ショックだった。
怒られることをしたくない。
怒られたくない。
叱られる存在になりたくない。
ちゃんとしていたい。
偉い、賢い子でいたい。
その考えで生きてきたし、
小学校4年生の時、中学2年生の時、高校2年生の時、専門学校1年生の時、大学1年生の時、
そこで、
自分自身がよく分からない環境で、友人から無視されたことがあったから、

人には優しくしなくちゃ。
誰かを傷付けてはいけない。
誰も嫌な気持ちにさせないようにしなきゃ。
と、自分の意見を優先させることは一切やめた。
みんなに好かれたい。嫌われたくないが強い人になった。
自分の気持ちは後回しになった。
働いていた時も、
みんなが優先。私は最後でいい。
妻になっても、
私なんかが。
夫のためだけに。
母になったら、
子どもが第一優先。
私は絶対的に我慢しなければ。
だって、母になったのだから。
こうやって、
私の心は、
玉ねぎの芯のように、
皮がドンドン覆いかぶさって、
見ることも出来なくなっていた。


自分の気持ちなんて、おいてきぼり。

ちゃんとするためには。

怒られないためには。

評価されるには。

褒められるには。

無視されないようにするには。

嫌われないようにするには。


常にこればかりに集中した人生だった。
自分が創る世界。
結果、
自分のことを大切に出来なくなっていたから、
周りにも現実としてそんな現実が現れていた。
そんな私と同じような人に言いたい。
自分の気持ちに嘘つかなくて大丈夫だよ。
自分の気持ちに寄り添っていいんだよ。
自分の意見を言ったって、周りは受け止めてくれるし、大切にしてくれるから大丈夫なんだよ。
自分の気持ちに沿って生きることは、ワガママとは違うんだよ。
自分を優先できることは、相手のことも大切に考えれるようになるんだよ。
あなたは、あなたが幸せになることを優先していいんだよ。
だって、
あなたはこの世界に、
幸せを感じるために生まれてきて、
あなたは幸せになるために生きているのだから。
あなたが幸せになることを
優先しよう。