著者: 辻 仁成
タイトル: 代筆屋

年末に図書館で借りて、やっと読めた一冊。
これに似たような本を以前読んだ記憶があったんだけど、
読んでみたら、やはり別物だった。

小説家になる前に、実際に誰かの手紙を
代筆していたらしい辻さんの実話だった。

手紙を書くことって私は好きだ。
おととしはかなりの手紙を書いた記憶がある。
去年はといえば、全然だった。
理由は、忙しくなったからと思っていたけれど、
状況は変わってないので、やっぱりそれは言い訳なのかもしれない。

手紙が届くととても嬉しい気持ちになる。
その人が私のために、時間を使って、一生懸命書いて届けてくれたからと
思えるから。

代筆というプロがいるとして、
それがどんなに素敵なものになろうとしても、
私はやっぱり自分で書こうと思った。

でも、本に出てきた何個かのストーリーは、
心をひきつけられた。

パリ在住の辻さん。
今年はどんな本を届けてくれるのだろう??
何だか、楽しみになった一冊。