数年前に、精神疾患とアルコール依存症を持つ父を亡くしました。
これまで体験したことを振り返り、家族の関わり方について思ったことや、感じたことを書いています。
3人の子どもを持つ母であり、看護師です。
苦労は突然降ってくる
若い時の苦労は買ってもせよ
若い時の苦労はその体験が将来役に立つから、自分から買って出ても苦労せよということ。
コトバンクより
私はある種この言葉を、糧にして
「自分の成長につながるのだから。」
と頑張ってきたところがありますが、父についての苦労を、買ってでもしたほうが良かった、とは思いません。
どちらかといえば、その苦労は、降ってきた印象です。
結婚生活の中でも、何度か予期せぬ苦労のようなものが、降ってきたことがありますが、これもなければ、ないに越したことはありません。
どちらかといえば、私が買ってでもやったほうがいいと思うのは、経験です。
大変そうな仕事だけれども、自分の成長のためにやってみよう。
困っている人がいるから、協力しよう。
こういったことは、自分が選択したことですので、大変であっても、苦労とは思いません。
苦労という捉え方が、私にとって後ろ向きな印象だからでしょうが、
経験は、年齢を問わず買ってもせよ
の方が、今の私にしっくりきます。
子どもの苦労について
私の家庭環境が、幼少期の正常な発達に影響をもたらしたのは、確かだと思います。
実家を離れて精神的に不安定な時期がありましたし、ある種のフラッシュバックのような体験もありました。
私は、幼少期に得ることができなかった、
自分自身を大切にする
このままでいいと、受け入れる
そういったことを、大人になってやり直す必要がありました。
父もできれば病気になりたくはなかったでしょうし、母も思い描いていたような、幸せな家庭を築きたかったと思います。
両親も、子どもを傷つける苦労を回避できるのであれば、回避したでしょう。
子どもを自立させること
私も親ですので、できれば子どもに苦労はさせたくありません。
ずっと、ずっと幸せであってほしいと願っています。
けれども、思わぬ時に苦労は降ってきますので、
乗り越える力が必要です。
乗り越えるために、
自分で考え
自分で選択し
必要な助けを求める
そういったことができるように支援することが、私の子育ての目標です。
子どもが失敗しないように、ガミガミ言ってしまう今の自分と矛盾していますが・・・