先週、ナーサリーのマネージャーのソニーラが勤続20年を迎えた
より良い職を求めて転職するのが一般的な欧米で、こんな長い間同じ職場に留まるのは珍しいと思う。
転職しないと逆に「向上心のないヤツ」と思われ、次の職の面接に不利になるとも聞いたことがある
幾度となくお誘いがあったはずだから、本人その気になればいくらだって転職できたはず。
それなのにまだいるのは、情…かな
私の職場は元々今の私の上司であり、全体のボスの母親が始めたナーサリー。
5〜6年ほど前にその母親がリタイアし、娘が継いだんだけど、もちろん一般公募してみんな公平に面接して選ばれた。
ゲタを履かせてもらったのかはわかんないけど(言い方古い?)、それでも「あんなに緊張した面接はなかった」と言うくらいだから、それなりにきちんとした面接だったんだろう←
創業者の娘とはいえ、突然経営者になったのだから、現場の勝手はわからない部分が多かっただろうし、そんな所をソニーラが大いにサポートしてきたんだろうと想像できる
ロックダウン直前に併設のカフェが潰れ、アドミンとして新しい仕事を与えられた私は、それ以来ソニーラととても近いポジションで仕事をしてきた。
カフェにいた時は、何かちょっと怖いし、まー自分のことをよく喋る同僚ぐらいにしか思ってなかったけど、実際に近くで仕事をすると彼女の良さがよくわかる
例えば…
子供のことをよく理解している。
スタッフを平等に扱い、贔屓がない。
指示も的確、態度が毅然。
保護者にも毅然とした態度を取るべき所では取り、でも子供の家庭環境などの理解があってできる限りのサポートを申し出る。
コミュニケーション能力抜群(=よく喋る笑)。
等々。。。
マネージャーって、こんなものなのかもしれないけど、彼女がいるからという理由で子供のナーサリーをうちに決める保護者が何人もいるくらいだから、ただのマネージャー以上の評価をされているのは誰が見てもわかる
ソニーラはめちゃくちゃ真面目で仕事熱心。
そんな彼女を間近で見ていると、学ぶことがたくさんある
初めの印象とは打って変わって、今は尊敬する一緒に仕事のしやすい同僚に変わった
そんな彼女の20周年。
前週にボスから、スタッフや今いる子供達だけでなく、今までにナーサリーを卒業したたくさんの子供達の保護者にもメールが送られ、おめでとうメッセージやエピソードを寄せてくれ、というものだった。
そして、当日はナーサリーのfacebookページに15分おきに1人1人(もしくは1家族ずつ)のメッセージが掲載された。
一体何件分のメッセージが集まったのかわかんないけど、何年も前に卒園した子の保護者なんかのもあった
いくつか読んだけど、ソニーラがどれだけ面倒見のいい人なのかがよくわかるものばかり
私のなんか簡潔にし過ぎちゃって、もっと書けば良かったと思った…まぁ、気持ちだからメッセージの長さは問題じゃないけど
前日には、職場負担で買った花束を用意し、子供達とみんなで一緒にサプライズでお祝い
ビックリしてたけど、喜んでいた
良かった良かった!
そして、花束と一緒に渡されたのはあるチケット。。。
それは記念日当日のホテルでのスパ利用券
本当は出勤日だけど、その日の彼女の仕事はスパでマッサージなんかを受けながら(トリートメントも支払い済み)リラックスすること
えーめちゃくちゃいいじゃん
バウチャーみたいなありきたりなプレゼントより全然素敵
この夏、ソニーラはプライベートでも色々あったようなので、本当に息抜きして欲しいと私も心の底から思った
続きます。