多くの学びを頂いたインドネシアのとき…
想像を越えるような体験もさせて頂けました。
ウルルンみたい!!と言うと…
ウルルンでも行けないところ
と言われましたが…
…確かに
でしょうね
旅の初め、バリ島での体験…
知識がなさ過ぎて、なかなかまとまらずにおりましたが、その後、インドネシアのことを多く知り、見たことで分かってきたこともあります。
ウルルン以上やん
そんな貴重な機会を頂けたこと…
何でしょう、感動と表現したら良いのか?感謝の思いですm(_ _)m
バリ島 Bali
「神々の島」と言われているバリ島の魅力は、島民の約90%が信仰するバリ・ヒンドゥー教に基づいた伝統文化。
洗練された舞踊や絵画、黄金のような音色を奏でるガムラン音楽、そして荘厳な宗教儀式など…
文化、芸術の中心地であるウブドではバロンダンス、ケチャダンス、ガムラン楽団の演奏などが、多く開催されており、旅行者は観賞することができます。
ですが…
…観光向けではない、旅人は決して入ることができない、厳粛な宗教儀式を見せて頂けました。
ここでキーワードは「トランス」
「トランスポーズ =移調」はよく使いますが、そもそも「トランス」とは…
バリに着き意味を調べたぐらいです。
トランスとはいつもとは異なる精神状態のこと…
これがどうなんだろう?ぐらいしか思ってなかったのですが…
バリ島のお盆(ガルンガン&クニンガン)に合わせて行ったのは、これらの儀式を見るためでした。
期間中には家の門前にはペンジョールPenjorという飾りが立てられるバリの街並みは風情がありました。
ペンジョールは天と地をつなぐ龍を表しているそうです。
夕方到着した早々に、参加させて頂いた村祭りに近い儀式では、白い服装でということで…私も白で!
翌日の夜はもっと厳粛な儀式であり、民族衣装を用意しました。
危ないから、離れないように??
鶏を食べることもある?
えっ?トリって…トリって…まさか?
…思いながらも、出た言葉が「フライドチキン?」チャウ!チャウ!
それはパーティー(笑)って皆が笑いました。
そうだろうね!レアだろーね
儀式が始まり、楽団の演奏とともにダンスが始まりました。
私はそこで疲れか?風邪か?意識不明のように眠くなりガクガクしていたのですが…💤
途中からはそんな余裕もなくなりましたね。
踊っている女の子がトランス状態に!
そのうち村の人たちがどんどんトランス状態になっていき!
あちこちから悲鳴と笑い声…
引き込まれるんじゃ?!写真を撮ってるどころじゃなくなりました。
こっちにくるし…
…と思ったら村の人が危ないからから後ろに下がってと押されました。
もう1日の夜は大きな規模での儀式でした。
到着した時からトランスに入ってるだろうとのことでしたが、やはりすでに!でした。
このあとお清め水をかけられました。
そしてトランスの人たちは正気に戻るのです。
こんな、集団でトランスに入る宗教儀式があるのですね、呆然と余韻が残るほど…
まさに!ウルルン以上でした
さて!
こんなバリ・ヒンドゥー教がどうようにして始まり、発展してきたのか…
そのルートを探るべく向かったのがジャワ島でした…
ジャワ島、ジョグジャカルタの世界最大の仏教遺跡ボロブドゥール、ヒンドゥー教美術文化を象徴する遺跡寺院群プランバナン。
そして、それら、仏教とヒンドゥー教が宗教を越えて友好的に交流し、ジャワで開花した融合文化。
しかしながら、16世紀イスラム教の台頭、インドネシアを支配していたマジャパイト王国の衰退。
ヒンドゥー教徒たちはイスラム勢力から逃れてバリ島に移住した。
ヒンドゥー教はバリ島に渡り、土着の宗教と融合してバリ独自のヒンドゥー教として発展、浸透していったのです。
現在、インドネシア90%がイスラム教徒に対して、バリ島は90%がヒンドゥー教徒。
第二次世界大戦後、インドネシア共和国として独立しましたが、イスラム教を国教とはせず、ヒンドゥー教を含め、カトリック、プロテスタント、仏教が公認されている。
ほんの外枠だけですが、そんな宗教的な歴史を見ることでも、文化や芸術の移行や発展もが見えてくるようで、また面白いです。
インドネシアの音楽を聞いてると、日本の沖縄音楽と似てるのです。琉球旋法との類似…
そこにも興味をもちました。
ウルルンの体験は、こんなに広がる好奇心も持たせてくれました。
スパやショッピング中のお店でも!
「これは何という曲ですか?」
お気に入りの曲を耳にしたら伺い教えてもらいました。
ウブド出身の大好きな演奏家もできました
途中、インドネシアの方々に何度も救われるように助けて頂きました。
人の優しさにも触れることができました
大変疲れましたが
好奇心が勝ちました✨
精一杯に充実のときを過ごすことができました。
2019夏、インドネシアの旅は終わり
でも、はじまり…