(今日のひとりごと)桜もすっかり散って汗ばむ日も多くなりましたね〜

本当に季節の移り変わりが早い!もう冬は終わってくれって思ってても

暑い夏のことを考えるとそれはそれで嫌になるという、、そうそう

国の発展と地政学というのは密接に関わりがあるという話も何処かで触れたいのですが

例えば、カンボジアはもうすぐ雨季ですね。雨季はだいたい6月から10月とほぼほぼ1年の半分は

雨が局地的に降るスコールだったり、気圧が不安定になったりします。一方日本の雨季というか梅雨は

6月から7月と数週間〜1ヶ月ですよね。それが例えば10月まで梅雨が続いていたら…かなり生産性が落ちると思いませんか?

日本の発展は、約束されたというかまさに奇跡的な立地に支えられているということです。

この内容はかり誤解を招く恐れもあるので、次回以降しっかりまとめて見たいと思います。


さて、本題ですが国際協力の現場ではコミュニケーションの重要性は言わずもがなですが

一言でコミュニケーションと言ってもその解釈は人それぞれかもしれません。


私の考えるコミュニケーションは、お互いの言おうとすることが理解できて、生産的で、そこには心の通った

友好的なつながりのことです。

しかし、人と人の対話の中で日本人同士でさえそんなコニュニケーションは難しいのに

バックグラウンドの異なったもの同士で、しかも例えば「支援するもの」と「支援されるもの」と暗黙の了解があった場合

かなりそのコニュニケーションは難しくなってきます。

無意識的に多く「支援してもらおう」という胸の内も透けて見えてきます。


私が国際協力に興味を持った当時“魚の釣り方は教えても、魚は与えるな“と教わりました。


今回参考にさせていただいたのは、かつてNGOやJICAでも活動されていた中田豊一氏の対話型ファシリテーションの手ほどきという冊子。

おそらく非売で、私も入手経路を忘れてしまいました…


例えば、久しぶりに会った友達に「最近どう?」って聞くことありますよね。

もしくは、待ち合わせに遅れてきた友達に「なんで遅れてきたの?」とか、体調悪そうな同僚に「大丈夫?」とか。


これら全てミスコミュニケーションです。最近どう?と聞かれたら「元気だよ」か、「別に普通だよー!」と答えるでしょう。

「なんで遅れてきたの?」と聞かれたら「電車が遅れて、、」とか、必ず言い訳になるようなことを言うはずです。

さらに、「大丈夫?」と聞かれれば、「大丈夫。」と答えるようになっています。


そのように、相手の状況の核心をつかないコミュニケーションが多発し、相手の状況がわからないまま

コミュニケーションが行われ、ミスリードされてお互い分かり合えない状況が続いていってしまいます。


では、どうしたらいいのか?「どうして?=Why?」や「どう?=How?」の質問をやめ、

「〇〇はあれからどうなった?」や「〇〇はどうやって使うの?」など抽象度を下げた質問をしていくと

話したいことは実は違うところにあった、ということになるそうです。


私たちの日常でもよくあることですよね。抽象度を下げた形式的な挨拶もありますが、

それ以外に課題解決をしなければ行けなかったり、お互いわかり合いたい時には、

より抽象度を下げていく必要があります。


何が必要なのか、何に使うから必要なのか、いくらくらいするのか、

いくらくらい持っているのか、足りない分はどうしたいのか、

それを誰が維持していくのか、どうやって維持していくのか、…聞くべきことはたくさんあるはずです。


特に想像力が豊かな人ほど、想像力で補おうとしてしまいがちですが、

事実に基づいた判断ができるようにならないといけないですね。