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友人に招待され、彼女の息子の洗礼式(baptême)へ出掛けてきました。

 

とはいっても、残念ながら式には間に合わなかったので、

式後の食事会にのみに参加させてもらうことに。

 

ブリュッセルから車で約40分の郊外にある会場にて。

目の前には小麦畑が広がる長閑な場所。

 

教会と並んで建つ大きな石造りの建物は

かつては小麦の貯蔵庫だったそうで、高い天井が印象的でした。

 

ご家族や親戚、親しい友人たちが集う賑やかな席で、

他の方々と面識のない私たち家族は

何だか場違いなような気もしてしまったけど、

みなさんとてもフレンドリーで、楽しい時間を過ごすことができました。

 

主役は4ヶ月の男の子。

息子もビズ(頬にキス)で彼を祝福。

 

     ***

 

洗礼式の様子は写真で見せてもらいました。

代父母に抱かれた赤ちゃんが、頭に水をピチャピチャされていたりと

キリスト教の知識がない私にとっては興味深いものばかり。

 

代父母というのも、ベルギーに来てから知ったことのひとつで、

それぞれをparrain(パラン・代父)、marraine(マレンヌ・代母)といいます。

 

洗礼式には欠かせない存在ですが、宗教的なこと以外にも、

実の両親が亡くなったりなど、子供の面倒をみることができなくなった場合、

代わりにその子供を育てるという大きな役割もあるそうです。

 

もしもの時だけでなく、誕生日やクリスマスなどを一緒に過ごしたり、

時々会って近況報告したりと、日頃からのお付き合いも大切なんだとか。

 

先日も公園で出会った方が、連れていた子供の代父だと言っていました。

(仲良く遊ぶ様子は、まるで親子のようでした。)

 

親族から選ばれることが多いようですが、

両親の親友だったりと、血の繋がりがない場合も。

 

法律的には何の拘束力も無いそうですが、

家族以外の人が気に掛けてくれる、見守ってくれるというのは、

子供の成長にとってもいいものではないかと思います。