こんにちは!
シニアライフをエンジョイしているオンライン英語講師のAikoです!
珍しく2日続きでブログを書いています。
この感動が冷めないうちにアップしたくて、、、
(と言ってもあっという間に10日経ってしまいましたが、、、
これ以上伸ばすと賞味期限が切れてしまいそうなのでアップします!
このトピックをフェイドアウトさせたら後悔しそうなので、、、)
9月の東京ステイは10日間!
月の三分の一は東京にいました!
いろんなことを経験しましたが、特に印象的だったのは田中一村の展示会です!
私の生まれ故郷の奄美大島をこよなく愛し、晩年奄美に移り住んで奄美の植物・風景を描き続けた孤高の天才画家田中一村。
昨年のお正月に奄美に帰省した時に、奄美パークの美術館で初めて実物を見て感動しました!
その様子はこのブログで少し触れています。↓↓
田中一村の作品250点超を展示した、最大規模の回顧展(東京都美術館)を前々から楽しみにしていました!
初日の9月19日(木)の朝、開館20分前から並んでじっくり堪能してきました!
素晴らしすぎて、何から書いたらいいか整理がつきません!
「感動いまだ冷めやらず」の状態です。
美術館巡りは好きなのでよく行きますが、今までで見た美術展の中で最高でした!
12月1日までやっているので、機会を見つけてまた行こうと思います。
「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」---まさに魂のこもった絵の数々に圧倒されました。
3章立てになっています。
第一章 若き南画家 「田中米邨」 東京時代 @ロビー階
第二章 千葉時代 「一村」誕生 @1階
第三章 己の道奄美へ @2階
会場の雰囲気はこのYouTube動画が分かりやすいです。
第一章の第1作目から衝撃を受けました!
絵から先に見たので、「大人になってからの作品かな?」と思ったらなんと7歳の時の作品!
漢詩の書も、南画も既にプロ並みです!
まさに神童
描くために生まれてきた人だ!
7~8歳の頃の作品が4~5点ありましたが、どれも一流の画家の作品としか思えません!
ちなみに7歳の作品が児童画展で天皇賞を受賞したそうです。
成人してからの作品も素晴らしい!
全身全霊を傾けて作品に取り組む、一村の気迫が伝わってきました。
素晴らしい才能を持ちながら、自分の作品を理解も評価もしてもらえず、最後には「人に見てもらうためではなく自分の魂を納得させるために描く」と言う境地に至り、最後まで描き続けた田中一村の生き様に感銘しました。
ずっと無名の画家だったのが、1984年にNHKの「日曜美術館」で初めて紹介されて、脚光を浴びるようになったそうです。
彼の生涯を分かりやすく専門家が紹介してるこのYouTube動画はとっても参考になります。↓
自分の魂が納得する絵を描く場所として「わが故郷奄美大島」を選んでくれたことをとてもうれしく思います。
1958年、51歳で一村は奄美に移り住みます。
実はそれは66年前に私が奄美で生まれた年です!
一村と同じ頃に奄美大島で同じ景色をみて、同じ風に吹かれて生活していたことを誇りに思います。
一村の魂を理解し、少しでも近づけられたらうれしいな
この展示会限定のタペストリーと額縁絵を買いました。
今回は大好きな「アダンの海辺」を買いましたが、次は「不喰芋(クワズイモ)と蘇鉄」を買います!
今回利用した音声ガイドは、とっても落ち着いたソフトな声で聴きやすかった!
どなたかなと思い確認したら「小泉孝太郎さん」でした。
お父様はご存じの通り「小泉純一郎さん」ですが、ひいおじいさまが田中一村の後援会長だったそうです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
機会があれば是非、上野公園の東京都美術館で12月1日まで開催している田中一村展に足をお運びくださいね。