病院のべっど | aiko★のひとりごと

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く そ ぶ ろ ぐ

固い…とにかく固い…

あたしの行ってる病院が悪いのか
病院のベッドの寝心地は最悪だ。

今、こうして固いベッドに寝転び
カーテンの隙間から覗く朝日はいつもより切ない。

真夜中は寂しくて死にそうだった。
例の『音』もいつも以上に聞こえてくる。

携帯使えば紛れる寂しさも
今夜は怖かった。誰かに頼りたいのに頼るのが怖い。

昔感じたこの『感覚』をまたこの年で感じるなんて…
成長してない証拠だね。

頭は冷静だ。昨日に比べたら、今日の愛子は愛子だ。
このベッドの固さもリアルに感じる。

今日もまたこうして朝日を浴びて目を閉じる。
いつもと変わらない朝なのにこの固いベッドはあたしを包まない。

眠る資格もなくなったか。

あたしがこのベッドを望んでいないのか、
このベッドがあたしを望んでいないのか。

普段の"ベッド"がいかに心地の良い場所か。
あの"ベッド"に戻りたい。眠れないあたしを包んでくれるあの"ベッド"に。