水平に押しても相手は耐えられるから、工夫が必要なのです
人は、面白いことに水平に押しても、それほど倒れてくれません。
よくに、ちょこんと押した程度では、ほぼ動かないほどです。
これは、人体の構造が水平方向に対しては対応する能力が高いことを意味します。
また、重心が安定していると、それに比例して、その能力が高くなります。
この問題を解決したのが、相手の重心を不安定にさせながら同時に後ろへ押す行為です。
人間は２つの動きに対応するのが、なかなかに難しいらしく、しかも、それが自分の重心を不安定にするならば、より対応ができなくなります。
そこで、合気感覚は、どの角度が最も有効なのかを実験し、その結論を得ました。
この動画では、ただ押しているように見えますが、この人間の推されることに対抗する能力を発揮させない角度を使った物です。
わかりにくいとは思いますが、普通に押すのとしたから突き上げるように押すのを周りの人と確認してみてください。
大東流合気柔術の合気技法に特化した合気感覚
