以前ご紹介した、当時岡本先生が宗家であろうと認めていた石橋師範の合気上げです。
岡本先生の合気上げとはまた違った感じで、比較の問題ですが、佐川派の合気上げに似ていると思っています。
主観ですが。
過程は違うのですが、結果として相手の体が上がっているのが合気上げです。
上方への崩しですね。
ここから技が始まるので、ここで師範がコメントしている「技ではなく、崩しである」というのは事実といえるでしょう。
合気感覚でも、上方向への崩しであり、合気道のように相手を振り回す円の動きではないため、狭い室内、オフィスなどでも相手を投げられるメリットを主張しています。
合気道では、相手が周りのデスクやいすにしがみつくと投げられないし、自分が体捌きができないと技が決まらないなど問題があります。
大東流の合気上げは、そういう環境の影響を受けないので、とても合理的で実用的といえますね。