当会の崩しに、「相手と接触した瞬間、相手を無意識にこちらにもたれかからせて崩す」というものがあります。

 

相手を無意識にもたれかからせる事によって相手の自由を奪うのです。

 

相手が崩されたという自覚がないまま崩しているので「おまえはすでに崩れている」というわけです。

 

無意識にというところがポイントで、もたれかかっているのを相手が意識できている場合は崩しにはなりません。

 

なぜなら相手がもたれかかっている事を意識できているというのは、すでにお互いが力比べ、筋力勝負の状態になっているからです。

 

自分は相手にもたれかからず、相手だけがこちらに無意識にもたれかかっている状態を作ることが重要です。

 

そして、相手をこちらにもたれかからせたまま動かす事が出来れば、抵抗を受けることなく投げることが出来ます。

 

相手を動かすときには、氣の力を使わなければなりません。

 

相手を動かすときに筋力を使ってしまうと、その瞬間に相手は我に返り、筋力勝負になってしまいます。

 

 

この崩しを成功させるためには三つの要素が必要です。

 

一つ目は、しっかりと立てる身体があること 

 

二つ目は、相手が無意識にもたれかかっているのを知覚出来ること

 

三つ目は、氣の力が使えること

 

 

難しい技術ですが、稽古を重ねれば誰でも出来るようになります。

 

まだこの崩しが出来ない方は修得を目指して、すでに修得している方はより精妙な崩しを目指して・・・・・

 

稽古あるのみです。